2005年12月07日

**〈 デューン / DUNE 〉は村上ショージのためにあるのではない**

 タイトルには特に意味はない。でもみんな〈 砂の惑星 〉の原題が、それと分かった時には、心の中で例のポーズと共に「でゅーん!! 」ってつぶやいただろ?

 そんなことはよろし。オーストラリア・韓国と続いてTheatrical VersionとTV Versionのカップリングで、 DVD-BOXが発売されている。「なぜ今なんだ?」という疑問は置いといて、劇場公開版はデヴィット・リンチ監督、TV放映版はアラン・ スミシー監督なんで、知ってるけど"監督違いのコンピレーションBOX"なのだな と嘯いてみる。

*オージーって時々マニアックな企画を通すんで、 おそらくこの流れはオーストラリア発か?

 ともあれ、ン十年ぶりである。幼き日(大嘘)、観た記憶は今になっても残っていた。それは断片的ではあるが、 宇宙ナメクジであったり、砂漠ミミズであったり、 風船オヤジであったりした。なぜか強烈なトラウマ印象になって、ずっと残っていた。 そもそも大枠のストーリーしか覚えてないし、はたまた傑作であったのかも定かでなかった。

 それで、恐る恐るン十年の歳月を経て、再び見直してみると・・・、なんだ、 印象変わらないじゃん!というか益々もって、「悪徳の薦め」に歓喜する今日この頃。目をつぶると 「ハルコネン男爵」のお姿と共にあの高笑いが聞こえてくる。ああ、 ダメダメだ。(実を言えば、グレッグ・ヤイタネス版のTVバージョンは3まで、視聴済み。しかし、 いささか物足りなさを覚えていたのだ。)

 やっぱりね、リンチの趣味かどうかしらないが、あのグロさ・悪趣味映像が無ければ、〈 DUNE 〉 ではないと言い切ってしまえるほど強烈だったのだ。あの不自然極まりない金ピカのセット・ よく分からんケースに入ったナビゲータのキモさ・ 顔の半分はおできのハルコネン男爵・そのハルコネン寵愛の青年の胸のプラグ・ スパイスメランジの如何わしさ・生命の水を飲んで受胎するときのアリアの姿 (胎児)、ほんと趣味悪い。普通はイヤな映像と思われるものが大半なんだけど、そこを通り越すと喜びさえ感じる。美術・ デザインだけの勝利と言ってもいいんじゃないか。この分野だけは特A級。反対に、特撮なんてダメを通り越して邦画?ってレベルだし、 元の膨大なストーリーは端折るだけ端折ってラストまで繋いでるし。映画としてはBの下ってところでしょうか。

 それでも記憶に残るって言うのは凄いことだな と改めて感じるのであった。

DUNE_UE_D1-0

 それにしても、このVOICE連動型のピストルモドキの武器はないだろ!原作は読んでないから、誰のオリジナルか解らないが、「チャーーーーーーッ」はマヌケだ。マヌケはマヌケなりに、いっそのこと「ウー、ヤー、ターーー!」にしたら良かったんじゃねーの?(「ウー・ヤー・ター」の分からないボクちゃんは、パパに聞いてみよう。)

 

posted by 森と海 at 00:14 | Comment(3) | TrackBack(0) | Movie(米)
この記事へのコメント
リンチマニア(兼誰かのファンW)としては、
餌たらされたような落とし穴作られたような(
藁)。
しかし、これってブレードランナーみたく
みんなで騒いではくれないけど、
実はあれ並にヴィジュアルが次世代デフォに
なっちゃった作品なんだけどさ。
いや、どういう次世代かが問題だけど(藁)。
Posted by acoyo at 2005年12月07日 21:49
いわれてはじめてそうじゃん、ショージやんと気が付いたおいら(笑)
サンドワームとかはオームとかボトムズでもまんまサンサという砂の惑星とか引用されまくりではあったよなと思う今日この頃。
ウー、ヤー、ターはよく持ってきたねえ。ひさびさに聞いたよ。今のお子にはちょっと難しい?
Posted by tonbori at 2005年12月08日 01:26
>acoサマ
アリゾナの巨大クレーター!
確かにデフォにはなった。美術は、最近で言えば〈 リディック 〉のような暗黒宇宙系の祖先だ。しかーし、フェイド(スティング)のパンツはいただけないぞ。
>tonbori堂サマ
うん。お子様はおろか、30台40台でも泉麻人級のマニアでなければ分からないと思う。
Posted by 森と海 at 2005年12月08日 20:44
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