2006年02月10日

**ゴジラも単なる登場人物の一人でした〈 ファイナル・ウォーズ 〉**

 ということで、劇場で観た感想を述べた**ゴジラ ファイナル・ウォーズ**の時の公約通り、北米版(R1)を購入した。北米版はSONY PICTURESからの発売で、内容はというと、 音声がEnglish5.1 / Japanese5.1で、字幕がEnglish / French。 日本語音声はいわゆるインターナショナルバージョンで、つまりドン・フライ扮するゴードン大佐は吹替えされずにドンフライ語 (もごもごしててなに言ってるか解らない?)を喋っているドン・フライファンには嬉しい内容だ。東宝版と比較すると、 あっちはドルデジEXだったり、字幕版吹替版の両方が収録されていたりで、こっちはさっぱりしすぎているような気もするが・・・まあ、 気のせいだろう。

 

GODZILLA_FINAL_WARS-0  公開から1年も経って、その評価は完全に2分化したようだ。 旧来からのゴジラに対する強力な思い入れのある方々は、「最後のゴジラがあれなのか(泣)」 と泣いておられるし、そこそこの思い入れの方々も、 「どこかで見た場面の劣化コピーじゃないか」 とお怒りのようだ。一方、 北村監督の初期の作品を観たことのある人々ならば、 最初っから変に期待していなかった分だけ「楽しい」 と。そりゃそうだよな、 まさかX星人の宇宙船内部で〈 ALIVE 〉が始まるなんて思いもしなかったもの。 とりあえずアンギラス強襲の上海ステージだけでも満足だよ、ボクは。

GODZILLA_FINAL_WARS-1

 この作品に登場してくる役者(?)を見ると、面白いことが解る。ドン・フライ船木誠勝レイ・セフォーゲーリー・グッドリッチといったガチの格闘家が顔を揃えている。これは「怪獣プロレスはしません。怪獣アルティメットをやります」 ということを宣言しているかのようだ(そんなことはないのか?)。プロレスって言うのは受けが重要で、 ヘタレなレスラー相手に試合を成立させることのできるレスラーこそが偉大であると言われるが、総合系においてはそんなのお構い無しで、 あっけなく試合を終わらせたりする。実際、怪獣同士の格闘は、雑魚はすっこんでろ! とばかりに秒殺に次ぐ秒殺。ガイガンでさえチョーパン一発で頭が吹っ飛ぶ。他の怪獣はなにをかいわんや。 最後のデッカイ奴だけはさすがに手間取っている。ゴジラの凄みを見せつける演出だ。誰かいたな、 こんなことした人が。あっ、アントニオ猪木だ!!そうだよ、ゴジラ=猪木だ。 ラッシャー木村率いる国際軍団三人衆と変則1対3マッチを行なってサクサクと勝ってしまった猪木だ。国際軍団の商品価値がなくなってくると、 自分の強さを際立たせるためにあんな失礼なマッチメイクを組んだ猪木だ。挙句に使えなくなったラッシャー木村を旧UWFに送り込んだ猪木だ。 。。怪獣たちは、リニュアールのためにメキシコ遠征は出来ないし、 パンタロンを穿いてマーシャルアールスタイルに変更(健吾)って訳にはいかないんだが、・・・ ・・あっ最後だからいいのか。

 さて、格闘家が一人増えましたな、ゴジラ=猪木。X星人の宇宙船内では、 松岡VS北村のALIVEな戦いやフライVS坂口の総合対ボクシングの異種格闘技戦、その外では、猪木VSカイザー・ザ・ ジャイアントの死闘、事実ネック・ハンギング・ツリーで苦しめられますしね。本編のアクションが長くて、 肝心の特撮部分が忘れ去られているとの批判もよく耳にしますが、猪木は単に1登場人物なだけなんです。そこに本編とか特撮とかいう区切りは、 最初っから存在せず、2つの同時進行の場面を切り返して繋いでいるだけ。
 んもう、最初っから分かってたことジャン、 北村龍平ちゃんだよ?

 あれれ、アルティメットだって言ってるのにどうしてプロレスに戻るんだ?記事の展開を間違えた(反省)。

 

 

 で、ゴジラ復活の話だが、何年かしたらまた製作するんでしょ?と思っていたが、なんともう製作開始しているらしい。アイマックス・シアターでゴジラ3Dとして。早過ぎ。

 

 

<2月10日追記>
ゴジラというか東宝特撮映画の立役者の一人、伊福部昭氏が8日夜逝ってしまった。これで本多猪四郎氏・田中友幸氏・円谷英二氏と皆鬼籍に入ってしまわれた。〈 ファイナル・ウォーズ 〉はテーマこそキース・エマーソンだが、映画の入り口は紛れもなく伊福部ゴジラだった。音楽:伊福部昭とズバリ出てこないのは残念だが、故人を偲ぼうと思う。

posted by 森と海 at 22:15 | Comment(5) | TrackBack(0) | Movie(邦)
この記事へのコメント
ゴ、ゴジラ3D…?!
だから、ファイナルなんて言わなきゃイイのに…。
Posted by mori2 at 2006年01月24日 00:41
じゃあ次はゴジラSD(Super Deformed)?
Posted by サンタパパ at 2006年01月24日 01:34
そういう切り口もあったか!おい格闘系は弱いんで思いつかなかったけどなるほろ納得。
Posted by tonbori at 2006年01月25日 00:30
おい>おいら
あと3Dはあらすじって話全部載ってますけど(^^;
Posted by tonbori at 2006年01月25日 00:31
>all
〈 ゴジラ3D 〉については、特撮協力こそ東宝がするけど、企画自体は先端映像研究所だし、普通の劇場にかかる商業映画でもないので、ナマ温かい目で今後の成り行きを注目してゆきましょう。坂野光義氏の暴走のような気もします(笑)。
Posted by 森と海 at 2006年01月25日 22:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/12149883
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。