2009年07月09日

**〈トロピック・サンダー〉ベテラン俳優から突きつけられた匕首**

 ベン・スティーラー物って自身の監督作・ファレリー物に限らず、ベタっていう先入観がいっぱいでした。食わず嫌いって人は言う。

 そんなこんなで、確認が遅れたんですが・・・。

 コメディって一口に言っても、まあ色々ありますわな。どっちかって言うとクロイのがお好みのワタクシが望む作品じゃないの、コレ!

 基本的には、深町秋生のベテラン日記2008-12-05 スティラー、ハリウッドを撃て!「トロピック・サンダー」―で書き尽くされているんで・・・全面降伏です。まあ、個人的に補足的な意味合いで・・・。

 コメディって基本的に、観る側を作品が差別するもんですね。流れの中でいかに状況を理解できるか?問いかけられた話を知っているか?その全てを理解できてこそ悦楽に浸れるという。まあなんという試金石?

 〈トロピック・サンダー〉もそんな話。例えば、〈アイ・アム・サム〉を観ていて、その後の状況を知らなけりゃ、ダウニーJrの言っている賞とは無縁だったっていうことは意味も分かりません。あれだけ熱演しても(モノホンじゃねーのかってぐらいの演技という意味で)、結局ノミネートのみだったと(その後主演男優賞は獲ってるんでその年のめぐり合わせかもですね)。とはいえ、脚本には思いやりもありますよ。ココの部分で出てきた作品は、〈フォレスト・ガンプ〉や〈レインマン〉・〈アイ・アム・サム〉という名の知れた作品を挙げてますが、まるっきり障害者を演じたビリー・ボブ・ソーントンが脚色賞を貰っちゃりした〈スリング・ブレイド〉を挙げるような目くらましは行いません。つーか、一般的には、米国でも観た人は比較的少ないのじゃないのでしょうか?ヒットしたって話は聞きませんよ。したがって例えとしてはハードルが高いと選択したんでしょう。

 それとこのダウニーJrの東洋人メイク。目張りくっきりイエローフェイス。21世紀にこんなもん観られるとは思いませんでした。50年遡ったかと思いましたよ。奇しくも先日亡くなったデビット・キャラダインを思い起こしてしもうた。今となってはダブルで笑うとこになってしまったようだが。なんか複雑・・・。

 あとね、トムクルはやっぱいい奴だわ。もうね惚れたネ(ただしカウチで飛び跳ねたりしなけりゃ)。アレだけセルフプロデュースしまくっている人なのに、サプライズのためだけに禿げヅラ!アンド、ラストダンス!やっぱり(ノリの)いい人だよ。このサービス精神を、某ジャ○ー○のタレントさん達も見習って欲しい。そうするともっと愛されるようになると思うから。

 あっ、個人的にはそうしたくても、ジャ○ー○さんが許さないかあ。

posted by 森と海 at 23:04 | Comment(5) | TrackBack(0) | Movie(米)
この記事へのコメント
去年はコレとネタフリは違うけど、
黒さでは負けちゃいない『ホットファズ』というコメディが観れたのは収穫でしたねー。
ただ『僕らの未来は逆回転』を見逃したのはちょっと残念でした。
しかし向うのコメディー層は厚いし上手いわ。
Posted by tonbori at 2009年07月10日 23:50
初見時は戦争版『サボテン・ブラザーズ』を期待してたので、本物の戦場にいると役者たちが気づくまでが短すぎてちょっと残念に感じたりもしました、笑 でも本気で作ってる感じがとても好きですし、3度目までいまのところおいしくいただけてます、笑
スティラー監督は『ケーブルガイ』も黒さに満ちててよかったですよ。
Posted by Cardhu at 2009年07月12日 00:35
>tonboriサマ
〈ホットファズ〉は面白かったんだけど、なんか米産バカ映画のテイストが感じられて、ちょっぴり残念な感じがしました。私が求めすぎなのかもしれませんけど。

>Cardhuサマ
確かに私も〈サボテンブラザーズ〉をイメージしてましたね。ところがどっこい中身はハリウッドとそれを喜んで観てる客に対して中指立てていて、こちらはそいつがサプライズとなりました。
Posted by 森と海 at 2009年07月12日 22:33
トム君の印象が強すぎちゃって詳細は忘れてしまいました。(笑)
Posted by samurai-kyousuke at 2009年07月26日 19:16
ワタシ最初、誰か分かんなかったんですよ、正直言うと。
たぶん、トムクルがそんなことするわけないって、暗黙のうちにブレーキ掛けていたと思います。でも、どう見たってトムクル。
で、ラストの変なダンス!
これはもうファンになっちゃいましたね。奇行が多いけどそれも帳消し。
Posted by 森と海 at 2009年07月26日 21:49
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