2006年02月04日

**〈 フォーガットン 〉を悪くは言えない**

 物凄い天に唾する行為(笑)。

 でも、悪くはないだろ、ビヨー―ンは。〈 宇宙戦争 〉 がビヨ〜〜ン(LFE響きまくりヴィブラートあり)なら、〈 フォーガットン 〉 はビヨー―ン(中高音コンプ効きまくり)なのだ。ネタバレまくりで擁護しちゃうぞ。

 

 第一にビヨーーンはもっとあってもいい。

 作品中にたった4回、しかも人の居ないところで4回なんだが、 ビヨーーンはもっと有ってもいいぞ。できれば「人のいっぱい居る中で、4、5人が2、 3秒の間にビヨーーンと居なくなり、それにも関わらず、周りの人々は気にしない」、 そんな場面が欲しいぐらいだ。

 ビヨーーンこそが、この映画の真髄。それ以外に何があるの?

 このチャンバラトリオの持ちネタようなビヨーーンは、ある意味物語をぶち壊すだけの力がある。 ビヨーーン以外にこの作品に何がある?

 なんだか知らないけど、母と子の絆という映像にしにくいものをテーマにしたがっているようだが、そんなもの絵にならないぞ。監督は、 顔を変えて「forget!」と叫んでみたり、アゴ掴んで持ち上げてみたり、いろいろとトライしているが、 もともと特定の人の記憶なんて映像化できないんだよ。子供との最初の記憶、出産の記憶を消し去るなんて、屁みたいなことやってるけど、 ほとんど意味なし。蛇足だが、子供の記憶を事故当時から遡って妊娠直後まで早回しで遡るぐらいの回想があって、 そのすべてを消し去るというぐらいの映像があればなあ(それがどういう絵になるかボクには分からない。無責任!)。

 が、それを、カバーして余るほどの力がビヨーーンにはある。最初っからトンでも映画じゃんか! トンでも映画にはトンでも映画の心意気があるってもんだ。トンでも映画を、まともなテーマがあるように仕向けるほうが難しいってもんだ。

 心理サスペンスからいつのまにかSFホラーに転換してもいいのだ。テーマに拘るあまり、謎解きで腰砕けにならなければ。

 余談・・・NHKの少年少女SFドラマシリーズのほうがまだいさぎよいんだよなぁ。

 

TB先 web-tonbori堂ブログ:フォーガットン
posted by 森と海 at 22:36 | Comment(0) | TrackBack(1) | Movie(米)
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フォーガットン
Excerpt: なんとも愉快な映画であった。 ジュリアン・ムーア演じるテリーと愉快な仲間(といっても一人だけだけど)の珍道中。 しかもバヒューンである。 いきなりネタバレに近いような映像をCMで見せるその心意気..
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