2006年02月14日

**ワイ・カーファイってなくてはならない存在だったんだな〈 新世紀Mr.Boo / 鬼馬狂想曲 〉**

 もちろん、この作品は、yesasiaでDVDを売り出した時から知ってたさ。なにせ、父さんの相棒が、独り立ちして、 旧正月映画として大ヒットしたんだから。

 それでも、購入に踏み切らなかったのには訳がある。

 

 ご存知の通り、本作はあの〈 Mr.Boo / 半斤八兩 〉のリメイクである。そりゃもう、ラウ・ チンワンはこれまでのカッコいいキャラを投げ打って、指先だけが雄弁なマイケル・ホイを完コピしまくっているし(いや、マイケル・ ホイもトライしなかった麻雀パイ口いっぱいの愛をまでやってるぞ!)、顔の形はこれっぽっちもリッキーに似てないシウチョンは、 奇跡的なほど情けない笑みをこぼすし、サミュエルとは顔のシェイプだけが似ているルイス・クーは一生懸命田舎っぺの役をこなす (要はこいつが一番似とらん。でも努力は認める)。んで、ワイ・カーファイは自身もファンであったこのシリーズの見所を忠実に再現。 主題歌は、あの日本未公開〈 天才興白痴 〉から持ってきたようだ。あの有名な曲は、もう〈 1:99電影行動 〉で披露済みだからね。

DVD_VIDEO-1

 

 比較してみよう。見た目は決して似ているもんではないぞ!

THE_PRIVATE_EYES-0

THE_PRIVATE_EYES-1   そんでそんで、この三人以上に、 似ている似ていない議論が無意味なことと感じさせてくれるのが、キー・シエンの役どころを今回演じるン・ジャンユー。〈 燃えよドラゴン 〉のような超メジャー級の作品においても、わざとらしいほどのオーバーアクトを誇るキー・シエンに対し、ン・ ジャンユーはより一層のデフォルメを敢行。キメの台詞はそのままだが、そこの至るまでの顔は全然違う。というか、 面白すぎ笑わせすぎニラミすぎ。キー・シエンのわざとらしいほどの演技プランを、より一層際立たせるかのように、 「笑わせに走っとるやろ」と関西在住吉本新喜劇いつも見てますよってな笑いの玄人に突っ込まれてナンボの芝居を見せる。 長い俳優キャリアの中には「こんなんもいいやろ?」、といわんばかりの悪ノリし放題。

 

 

DVD_VIDEO-0だいたいやな、そのことあるごとに掲げ る右手になんの意味があるっていうのさ?笑い所のキューなのか(笑)?

 

 あれ、こうやって画像を並べてみると、衣装の感じも似ているし、何より顔の骨格も似ているんでないかい?

 

 えーと、あと主だった出演者には、セシリア・チャンとツインズが出ているんだが、ツインズは分かるとして、セシリアは、 マッシュルームカツラに牛乳瓶底メガネに武装されていて、誰だか分からん。ダミ声でようやく気づいたくらいだ。〈 プロミス 〉や〈忘不了 〉で、最近セシリア萌えになった人には、ぜひ〈 マッスル・モンク 〉と合わせてごらん頂きたい。

 さて、購入に踏み切らなかった訳だが、日本公開もしくはDVD発売版には、「吹替えがあるんじゃないかなー」っと思っていたんだ。 果たして見事的中。日本発売のDVDには吹替えがあるぞー。それも、ありがたきかな太一郎氏の吹替え入り。 喋りが動きに追いつかないマイケル・ホイの芝居を完コピしたらうちんに、太一郎氏が当てている。 さすがにアドリブの反応速度は御大の高年齢化と共に低下しているが、それにしたって喋ってないのに「んー・んー・むにゃ・むにゃ」と、 またもや当てまくっている。これは聞き逃せませんぞ。〈 Mr.Boo 〉BOXが「たのみこむ」経由であれだけ話題になったというのに、 なんとこっちは静かなもんですな?

 それでね、ストーリーの持って行き方は、香港っていうぐらい級数上げてしかも強調文字にするぐらい、 香港映画らしい前後の繋がり無視面白ければ良しというちんたら具合なのだが、 これがまた、あとに残らないくらい軽い面白さ。もうアホアホ。考えてみたら、ワイ・ カーファイとのコラボを解消した最近の父さんの作品は、面白そうな場面でも、単発のオナラだったり、バナナだったりしてギャグが湿りがち。 アンディ・ラウにストリップショーをさせたような弾けたバカ騒ぎの場面が少なくなったような気がするんだ。ガチガチの速球投手のジョニー・ トーに対して、チェンジアップのワイ・カーファイとでもいうか。なんだか近年の父さん作品は、緩急の差が小さくなったような気が・・・。 しょんべん球(ホメ言葉)のような投球のワイ・カーファイの手腕も、あのコラボのなかで光を放っていたのかなって勝手に思ってみたりする。

 


〈 新世紀Mr.Booホイさまカミさまホトケさま / 鬼馬狂想曲 〉画像がなかったもんで香港盤より


元祖〈 ホイ・ブラザーズ DVDコレクション 〉

posted by 森と海 at 23:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | Movie(華)
この記事へのコメント
感想がストックしてあるうちの1本でしたが、UP先を越されてしまいました・・・。
おっしゃるように、父さん作品の笑いのアクセントにとっていかにワイ・カーファイが必要だったか、まざまざと見せつけられましたね。
いつかワイ・カーファイにラム酒主演のコメディを撮ってもらいたいものです。
Posted by micchii at 2006年02月14日 23:58
後先は関係ないんでございますぞよ。
全然根拠はないのですが、〈 ザ・ミッション 〉の「ジャンユー置いてけぼりandタクシーで帰還」の部分は、カーファイっぽいような気がします。なんだかトホホな感じが。
Posted by 森と海 at 2006年02月18日 01:01
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