2006年02月24日

**嗚呼、ハリウッド製ホラーは偉かった。〈 0:34 レイジ34フン 〉**

 観ちゃいましたよ、久々に本気でコワイという噂の本作。

 しかも夜中、ヘッドホンで観ちゃったんですよ、これは・・・、音楽だか効果音だか分からないけど、ドゴドゴ五月蝿すぎ。 コワイより前に、気持ち悪くなってしまった。スピーカーから音を出すと、あら不思議、普通に観れてしまった。ほんとに怖いのかあ、これ?

 イギリス・ドイツ合作の本作、主演女優はドイツのフランカ・ポテンテ、舞台は世界で最初に開通した地下鉄、通称”チューブ”。 銀座線よりずーっと古いんだよ。銀座線にしたって、開通にまつわる様々な逸話が残っている(詳しくは帝都物語参照)くらいなんだ。 世界最古の地下鉄ともなれば、そりゃ怪物の一匹や二匹、闇の中に潜んでいたっておかしくない。もうバカタレ映画好きとあっちゃ、 期待マンマンで望んだのだ。

034  ありゃりゃ、犯人はフリークスなの?ただの人?怪物で無し?不死とかでもないの?あッ、 もしかして喰ってるんでしょ(爆)?

 第一印象で、どこかでお会いしたことがあると思ったら、「バイオ・ハザード」 でムシャムシャと音を立ててお食事なさってた人そっくりということに気づいた。だから、 上のような期待を持ってしまったんだな。何のことはない、単に栄養不良な方だったわけですね。さすがは〈 エレファント・マン 〉 を産み落とした大英帝国、いろんな意味で「一番怖いのは人間」ということが、解ってらっしゃる。

 出だしの部分は最高にいいの。転寝をして終電に乗り遅れたケイト(フランカ・ポテンテ)が、無人となった駅構内を彷徨い歩くだけで、 異世界に紛れ込んだ雰囲気を醸し出す。その異様な感じが堪らない。まさにミッドナイト・ゾーン(丑三つ時)。被害者が1人・ 2人と出てきてついに、ケイトも遭遇すると・・・。テンションガタ落ち、シリアル・キラーものになってしまった。いや、シリアル・ キラーでもホントはいいの、どう見ても勝てそうにないくらい屈強そうだとか、 手に持つ得物が凶悪だったりすれば。しかし、見ていただければ解るが、彼は体にハンディを負っている。 脊椎なんか曲がっていて、真直ぐに立ててないのだもの。対するにフランカ・ポテンテは、ごっついゲルマン娘、顔もゴツイが、体もゴツイ。 見るからに骨太そう。肉弾戦のガチンコ勝負なら、間違いなくボクも伸されそうな彼女が負ける訳ないって思ってしまう。せめて彼が、 見たこともないようなすっごい切れそうなナイフとか、鋭利なトゲでも飛び出す鉄球みたいな飛び道具とかでも持っていれば・・・。

 大体、このフランカ・ポテンテ、スクリーミング・ヒロインにはほど遠いよ。〈 ラン・ローラ・ラン 〉だか「傷だらけのローラ」 だか知らないが、主演を張るほどの容姿かい?ハリウッド製ホラーなら、主演女優は美人だと相場が決まっている。まかり間違って、 ブサが主演であっても、その脇にいる友人・知人の女の子の中には、1人ぐらいは好みの女の子がいるもんだ。それが、何この映画、 被害者のなかにも、あまつさえ冒頭のパーティーの場面にも、一人も美人がいない。そればかりか、おっぱい要員の女優さえ見当たらない。 嘆かわしいことだ、美人のいないホラーなんて!そんな訳で、物語の途中からボクの本音は、「ケイト殺れろ!ケイト殺れろ!」 の大合唱となってしまった。我が内に怪物を作り出したもう(笑)。

 さて、ハリウッド製ホラーを見慣れたボクらを、美人の出ないホラーという驚愕の世界に誘ってくれたこの映画、 内なる声を確認するたびに「嗚呼、やっぱり一番怖いのは人間なんだな」ということを再認識させてくれた。それから、 国によって美人の範疇も違うってことも。どうやらボクはハリウッドに毒されているようだ。

 

次回予告〈 同じテーマでこうも違うのか!副題 サプライズという麻薬 〉、こうご期待!

 

posted by 森と海 at 23:06 | Comment(2) | TrackBack(1) | Movie(他)
この記事へのコメント
こんにちは。
こちらでは、はじめまして。

ちょっと写真に引かれて書いてます。
一瞬右の方がブタさんに見えたものですから(笑)。

最初タイトルが何か判りませんでしたが、時刻でしたか…変わってる。
夜の地下鉄というのはそれだけで結構怖いもので、普段人が大勢いるはずなのに誰もいないというシーンは、ぐっときます。さらに実際そこに何かいるというシチュエーションは結構好きです。
でも…主役の彼女の方が強そうなのですか!
なかなか新パターンかも知れませんね。
Posted by ぽこ at 2006年02月26日 10:30
>ぽこサマ まともにコメント・カンバセーションはお初ということで(笑)。
邦題は最終列車発車時刻のようです。対して原題が〈 〈 Creep 〉『忍び寄る』ということで、こっちは全然ダメですね。
>主役の彼女の方が強そうなのですか!
強そうというより体格のよろしいブサ。しかも性格はよろしくない。そこが哀しい(笑)。

Posted by 森と海 at 2006年02月28日 00:14
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「0:34」(05英)
Excerpt: パーティ帰りの女主人公。地下鉄の終電間際にベンチに腰を下ろし、ちょいとボトルでひっかけたのが失敗。はっと目覚めると終電は出てしまい、ホームに一人取り残されていた…。終電後の施錠され、外部から閉鎖された..
Weblog: 新世紀活動大写真
Tracked: 2006-02-27 18:43
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