2010年02月20日

**〈ベンジャミン・バトン〉数奇なSFX**

とりあえず、デヴィット・フィンチャー監督の最新作を観る。

要約すれば、80歳の姿で生まれたベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)が段々若い容姿に成長しつつ、交錯するデイジー(ケイト・ブランシェット)との愛を巡るうちに、「生きること」とはなにか?を問う作品。

らしいのだけれど、別に80歳から0歳児に歳を追うごとに若返る人を主役に持ってこなくっても、「生きること」は表現出来るんじゃないの???

なんか、後付っぽいよね。

作品としては、淡々としていながらも面白く、いや表現が変だな、興味深く観ることが出来た。だから駄作と呼ぶ程でもない。が、イーストウッドなら絶対撮らない作品であるとも言える。

案外フィンチャーの興味は、若く年老いたブラピとか、微妙に20代の頃のブラピとか、10代のブランシェットとかではないだろうか?この変態映像作家ならありうる話だ。事実、この映像を手にいれるために新しいテクノロジーの開発をしているようだし(役者の顔に別の役者の顔を貼りつけて、その時の違和感を無くすらしい at 元appleの技術者)。

同じく淡々とした作品としては前作の〈ゾディアック〉もそうだけど、こちらは扱っている事柄が事柄ゆえ、表面は静かだがそのエントロピーたるや壮大という印象を受けた。口語訳すると静かに熱いとでもいう風なものだ。似てはいるが根本的に全く違っているように思う。

デヴィット・フィンチャーの作品は、『奇数作は凡作・偶数作は傑作』と常々思っていたがここでもまたその予想を裏切らなかったようだ。だってそうだろ↓。

* エイリアン3 Alien³(1992年)

* セブン Se7en(1995年)

* ゲーム The Game(1997年)

* ファイト・クラブ Fight Club(1999年)

* パニック・ルーム Panic Room(2002年)

* ゾディアック Zodiac(2007年)

* ベンジャミン・バトン 数奇な人生 The Curious Case of Benjamin Button(2008年)

* The Social Network(2010年)

だとすると、次は期待出来るのかなあ(笑。

posted by 森と海 at 21:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(米)
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