2006年05月20日

**〈 ラッパー慕情 〉と〈 ナポレオン・ダイナマイト 〉**

 ということで、期を同じくして日米のダメ夫三人組の映画を観た。

 日米のオタク事情は全く違うし、ナ二をもってナーズなのか?、ナーズを映画化する意図は?、生きてゆく価値はあるのか?、 映画として溜飲は下がるのか?そもそも需要はあるのか?とか、いろんなことが駆け巡った。

 夜遅いので、続きは明日(明日も仕事なのれす)。

 

 あらすじについてはここでは触れないが、双方は全く違うことだけは明言しておく。片や30過ぎても、 親の財産に食わせてもらっているニート三兄弟(長男ラッパー目指していると自称・次男草野球だけの日々・ 三男どう見ても才能なさそうな漫画家志望)に対し、片やアメリカの片田舎でナニで食っているのか不明な兄弟+叔父 (日がな一日チャット三昧の兄・どう見てもイケてないハイスクールの弟・+過去の栄光にしがみ付く叔父)っていう具合。 演出している側の視線も、片や淡々とダメ生活を描きつつそれでも一縷の望みは在りとし、 方やなんだか知らないけど自分は変わらず周りが変化して落ち着くところに落ち着くという構図。 バジェットに関しては片やFOXsearchlight扱いといえども間違いなくメジャー、方や純粋にインディーズ。もう一つ書いとこう。 双方ともダウナー系のけだるい魅力があるが、片やネガティブ系、片やポジティブ系。

 共通点もある。一般的な映画雑誌がほとんど触れないのにボクが観てみようと思わせたその原因、 敬愛する町山氏が双方とも絶賛しているのだ。

 双方とも、ダメ夫でもいつの日かきっと光を浴びる日も来るかもしれないと云うことを暗示している。正直言えば、〈 ラッパー慕情 〉 の方はキッツイのだけれど(終盤のアイツとのカンフー対決などは見るに耐えない。「映研」映画じゃないのだからさー。)、またナポレオン・ ダイナマイトのボソボソ喋りにイライラしながらも、結局両方とも序盤の停滞した瞬間を越えると引き込まれてしまった。何故? ツマンネー内容なんだよ、実際。

 その答え、デスクトップにある『森と海』というアイコンを右クリックしてプロパティを確認したら、理解できた。プロパティの属性に” オタク”とある。その属性を帯びた者にだけ、この2つの作品を楽しめるってことなのだ。つまりは、町山氏さえもオタクのなれの果て (しかも成功したクチ)なればこそのチョイスなのだ。そういう意味で両方とも凄く排他的。

 ただね、同じダメならば、 ナポレオンダイナマイトのように自分を疑わず信念を貫きたいなとは思いました。それが一番格好いい。 マル。

 蛇足:なぜ同じような話でもお笑いにまで昇華できるのだろうか?それが肉食って生きてる奴らのしぶとさなのかな。

 

それにしても『バス男』はないだろう。
posted by 森と海 at 00:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | hoge
この記事へのコメント
あーなんか観るとすげー身につまされそうっすよ(^^;
あと肉食系なので笑いに転化というよりはなんだかんだいってもキャパが大きい(相対的にマスが小さくてもOK!)みたいなトコもあるんじゃなかろうか?
Posted by tonbori at 2006年05月22日 00:14
いい歳食って、趣味に没頭している(しかしそれは飯のタネにはならず)というような永遠の男子には、”カサブタ”を剥がし続けている感覚に襲われるかもだ?
Posted by 森と海 at 2006年05月22日 23:19
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