2006年06月08日

**〈 「ネガドン」×「ヨナ」×「カクレンボ」CWフィルム作品集 〉な・なんだ?**

 〈 「ネガドン」×「ヨナ」×「カクレンボ」 CWフィルム作品集 〉レンタル専用DVDである。とりあえず「ネガドン」は知っているがその他の2つは・・・?このCWフィルムについて調べてみると、「ほしのこえ」 の版元らしい。ネット世界のアニメ好きなら、一度は噂の一つも目にしたことだろうあの「ほしのこえ」のことだ。 ト言うことでこのCWフィルムとは、「アニメ界の青田買い」企業なんだろう。ほんとかよ?

 

 

 

 まだ「ネガドン」以外はあまり知名度の方が芳しくなさそうなんで、それぞれのサワリだけ発売元のアートポートさんとこから引っ張っとく。

〈 惑星大怪獣ネガドン 〉
昭和百年。資源探求の宇宙開発事業「火星テラフォーミング計画」が国際規模で進行していた。そんな中、火星より帰還途中の宇宙貨物船「いざなみ」が日本に墜落。積載されていた怪獣ネガドンが覚醒し、首都東京に向け破壊のかぎりを尽くして侵攻する。そしてロボット工学の権威・楢崎龍一は、科学と人類の未来を守るため、ひとり立ち上がる。

〈 はなれ砦のヨナ 〉
不思議な力を持つヨナは、世界に心を閉ざし辺境の地「はなれ砦」に兄と二人きりで生きてきた。兄は彼女の力を求めやってくる者たちから必死に妹を守ってきた。そんなある日、はなれ砦に一人の少年が現れる。いつもどおり妹を守るべく少年を抹殺しようとする兄。しかし少年は危機を顧みずヨナを連れ出そうとする。

〈 カクレンボ 〉
路地の明かりが燈るとき、その向こうには、子供にしかできない遊びがあった。鬼と呼ばれる異形の者達との「オトコヨ様のお遊戯」、秘密の遊び「カクレンボ」。行方不明になった妹を探すためにカクレンボに参加する少年ヒコラ、そしてヤイマオ。鬼の正体を暴こうとする3人組のノシガ、タチジ、スク。知りたかった、この遊びを、この街を、この世界を。

 ちなみに〈 ヨナ 〉についてはなーにも言うことはない。ゲーム画面まんまのCGアニメを観てなにを語ればよいのか?(作者は映画 〈 ファイナル・ファンタジー 〉の製作スタッフの一人とのこと。これからもイベントムービーで頑張っていただきたい。)

 このDVDを借りるきっかけはもちろん〈 ネガドン 〉だ。一時は本気で購入予約しようとしてたんだから。・・・結果から言おう。 レンタルを待って正解だった。予告編で言ってた 「昭和のと平成の映像技術結晶」 には誤謬が含まれている。あれはあくまで「昭和のミニチュア特撮と平成のアニメイメージ混合」 でしかないよ。図らずもacoサマと同意見。見ていると、防衛軍のジェット機とか戦車(まんま自衛隊装備なんだけど) の描写はイケいると思うが、件の「ネガドン」の形態(宙に浮かぶ姿)やら楢崎博士の境遇なんて庵野氏の作品の裏返しにも見えるし、 「ネガドン」の怪光線の発しかたなどレギオンですか?と聞きたいくらい。74年生の粟津氏としては、 自分の今まで見てきたステキな場面を接いだのだと思うが、いかんせん一人篭って製作という環境ではブレーン・ストーミングなど期待できない。 「誰か協力者がいればなあ」と返す返すも残念だ(人工眼球が実用化されている世のコンピュータがテープ式記憶媒体って、 許しちゃいけない嘘だと思う。)。あのボクらを熱狂させた「予告編」の出来が良過ぎ。

 ちょっぴり期待を下回ったあと、ちょっぴり取り戻した感のあったのが〈 カクレンボ 〉だった。狐のお面とか、 ガキ大将が腹突き出した大男だったりとか、獅子舞が鬼だったりとか、 そこいら辺が大友克洋というよりAKIRA風味であることは皆がさかんに言ってるんだけど、 毒の盛られたストーリーの方はちょっぴり違う感じ。しいて挙げれば、TV「うる星やつら」で何ヶ月かに1回の割合で挿入されていた 「友引高校学園モノ」といった風情から著しくハズれた不思議な一編という味わい。 登場する8人をアタルやらメガネなどに置き換えてしまっても、納得できそうな内容である。ちなみに公開時には、 そういう不思議な一編が理解できなかったものさ。嫌いでさえあった。なんでこんな話になっちゃうの?ってガキはガキなりに考えたものさ。 汚れちまうとそんな回もありとまで思えるようになったがな(笑。 オリエンタルなネタを毒のある寓話に落とし込むというのは、昔からある手法だけど、 アニメではあまり手をつけている人がいない領分なので興味深かった。

 通算で1勝1敗1分けといったところか(笑。

 

posted by 森と海 at 00:22 | Comment(2) | TrackBack(1) | Movie(邦)
この記事へのコメント
TBと記事内リンク、サンクスざんす。
だろー? だろー? ネガドンってあれだろー?
つうことで、「カクレンボ」には心が惹かれる。「うる星やつら」の外れネタと来れば、ぴくぴくと心の琴線が揺れるの。どうせいたいけな頃から心は汚れちってたわたくし。さあ、TSUTAYAにGO!(DISCASが早いかなあ)
Posted by acoyo at 2006年06月08日 00:58
はい。ですです。もうちょっと世界観の統一に気を配って欲しいと思いました。昭和にするのか平成にするのか軸足が決まっていない感じ。
「カクレンボ」は面白いでっせ。キャラクターやらクリーチャーやら、それにサウンドまで〈 AKIRA 〉ですけど(芸能山城組のようなアコースティックではない)。
Posted by 森と海 at 2006年06月12日 00:03
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一人で作った『惑星大怪獣ネガドン』
Excerpt: もうコレに関してはコレしかない。 『一人で作った!』 実際には中の人の声とか音楽とかで協力している人がいるけどまあCG関係は一人でやったと。 つまり画面の中のモノはすべて粟津氏自身が手がけた。 ..
Weblog: web-tonbori堂ブログ
Tracked: 2006-08-30 00:38
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