2006年06月17日

**珍しく女優目当てで・・・〈 心中エレジー 〉**

 ちょっと前から気になっていたCMがありまして・・・、細身でショートのメガネっ子OLが、 忙しくて歯磨きも出来ないとスキップを踏むクリニカデンタルリンスクイックケア (左2段目)なんですが・・・、ググル先生に頼ってみると小山田サユリさんであるとのこと・・・、通ぶって 「映画は監督で観る」と嘯いておりましたが、女優の見た目で引っ掛かっちゃってもいいじゃないですか!早速観てみましたヨ。

 〈 心中エレジー 〉2005年 亀井 亨監督 出演 小山田サユリ 眞島秀和 中村優子 豊原功輔

 詳しい内容というかあらすじ等は公式HPが生きているんで、そこに任せとくときますが、 ボクに関して言えば全く予備知識なしで観ました(DISCASで検索かけてそのまま発送させたんだもん。)。

 さて、鑑賞終了。感想はというと、監督の亀井さん、劇場作品初監督らしいのだけれど、 良きにつけ悪きにつけ60年代70年代80年代の邦画を観てきた人なのかなーと。もっと解りやすく言えば、「シネフィル」 臭さがプンプン臭って来る。きっと黒沢清監督あたりのファンだったんでしょう、いや知らないけど。

 彩度を落としてほとんど緑がかったモノトーンの色調、主要キャスト4人のそれぞれを真ん中に据えたエピソードだて、 微妙に時間軸をずらした構成。最初は見えてこないストーリーにイライラするが、段々と底の部分が見えてくるという流れは、 初監督とは思えない(OVAは結構撮ってるらしいのですが)。ストーリーテラーとしてはまずまず申し分ない。んが、 語るべきストーリーのコアの部分が見えないというかそもそも無い。キレイサッパリ端折ってしまっているんで、「で、結局なんなの?」 という思いが最後まで解消されることはなかった。悪名高き黒沢清作品(いやイイ意味で)でさえ、ストンと落ちる部分があるというのに。 現状から逃げたい男と女の心中劇でありながら、その逃げたい現状が写らないのだからどうしようもない。まあいい、100歩譲ってその省略を良しとしとこう。 現実逃避して一緒に死のうとする男女が体を重ねるが、これがまた互いの首を締めあうという既視感溢れるシチュエーション。 まあこれもいいとして、とどのつまり問題はせーくすシーンが綺麗過ぎるのだよ。死と性は隣り合わせ、しかも心中物であればなおさらのことだろうと察する (心中の心理なんて知らん)が、綺麗に撮ることに徹したようで”互いの体を貪る”ようなエグサがじぇんじぇんないんだもの。 単なる不倫かと思った。きっとこの2人の心中ではなく、怒り狂った寝取られダンナによる無理心中に落ち着くのかと。 そして阿鼻驚嘆のスプラッター!!!ってあるわけ無いよ、そんなバカな映画(笑。

 加えて言っておくなら、終盤、久しぶりに再会したKyoko(小山田)とBadai(眞島)が、 ビニールハウスの中で時を取り戻すかの様に体を合わせるのだが、 Kyoko自ら慌しくパンツを下ろすといったまことに念のいった描写がありつつも、ブラは着けたまま。なんとなくバランスが乏しい。 こんな心中話を子供に見せる気はさらさら無いだろうし、事実R-15。ならばこそずばり言えば”おーぱい”ぐらい出せよ!事務所の意向か本人の希望か知らんが、 こういう場面こそが必然性のある絵でしょうが。邪まな目で見て欲しくないという意図かも知れないが、ここは一つ石田えりを見習って欲しかった。

 えっ、ボク?
 邪まなキモチが無かった訳でもない(爆。

 

posted by 森と海 at 22:03 | Comment(5) | TrackBack(0) | Movie(邦)
この記事へのコメント
男の子ならそう思うのは当然( ̄ー ̄ )
とはいえビニールハウスってのはなんとなくATGを思い出すのは何故?
Posted by tonbori at 2006年06月21日 01:35
まあもちろん男子としては欠けているって思ったんだけど。それ以上にこの映画生き死にが安いと思っていた訳ね。でも時間がちょっと経って昨今の事件等を見るにつけ、「待てよ、ひょっとしてイマの若い世代の死生観てこのくらい軽いのかも?これがリアルに感じられるのかも?」と思った次第。亀井亨監督については、興味を引く作品がまだまだいっぱいあるので、経過観察ということで。
Posted by 森と海 at 2006年06月22日 21:27
>待てよ、ひょっとしてイマの若い世代の死生観てこのくらい軽いのかも?これがリアルに感じられるのかも?
それは昨今のホラー映画見てるとよく思うなあ。
しかし、石田えりの胸って、そんなに見ていて楽しいのか? いや、共演した相手まで未だに語るという話だが。
Posted by acoyo at 2006年06月26日 17:52
ここに書いて悪いけど、
大雨、大丈夫だった?
Posted by acoyo at 2006年06月27日 12:08
ふぅぅぅー、ようやく土砂に埋まったPCを掘り出した。って不謹慎な冗談、こちらは息災でございます。
まあホラーっていうものは、いかに唐突にあっけなく死が訪れる様を畳み掛けるかいなかが、恐怖の呼び水そのものでございますから、ボクとしては「もっとやれ!」という積極的姿勢をとります。
石田えりがどうこうじゃなくて単純にビニールハウスに励起されただけという・・・。
Posted by 森と海 at 2006年06月27日 21:43
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