2006年07月11日

**もう日々バンバンです〈 キス☆キス☆バン☆バン 〉**

 ようやくのこと、ジダンの藤原嘉明ばり(テロリスト藤原に掛けてたりして)のヘッドバットを目撃し、 眠い目をこすりこすり日中の業務も終わりかと思った20時前、上司からの突然の出張命令!

 「本日(7/10)24時までに荷物を顧客の所に届けろ!」

 なして、夜中に運び屋にならねばならぬ。わたしゃジェイソン・ステイサムか?正直〈 トランスポーター 〉は見てないのだけど、 ベッソンが噛んでるんでさぞかし細部まで細やかな神経の行き届いたシナリオなのだろう(ホメ殺し)。しかし残念ながら運ぶ荷は美人などではなく、 冷たい金属部品。荷が美女であればマフィアの一つもぶっ潰してくれてやったのに。結局社に帰りついたのは空も明るくなってきた頃だった。

 ヘタレリーマン「森と海」はプロの運び屋には向きませんでした。そんな今日はプロフェッショナルな殺し屋が引退を決意した後のお話。

 KB_A_pic_story_image003  〈 キス☆キス☆バン☆バン 〉監督スチュワート・サッグ、出演ステラン・ スカルスガルド、クリス・ペン、ポール・ベタニーなどなど。

 この間公開されたロバート・ダウニーJrの〈 キスキス、バンバン 〉 とは大違いの渋谷のミニシアターで単館上映された英国映画。イギリスっていうだけで、何かしらの期待を抱いてしまうアナタ、当たりです(笑。

 腕に衰えを感じ、若い弟子のジミー(ポール・ベタニー)にすべてを託し、引退を宣言した、No.1の殺し屋フィリックス(ステラン・ スカルスガルド)が金の為に就いた仕事はアンティーク密輸業者の息子・ババ(クリス・ペン)の子守りだったが、 ババは33年間一度も家から出た事の無い“箱入り息子”だった。大きな息子に手を焼く中、組織がフィリックスを狙う。 ババを連れロンドンを逃げ廻るフェリックスは、無邪気なババを見て、生きる為に捨てた大切な物を取り戻すのだが・・・、 ついに別れのときがやってくる・・・。

 ネタばれしときますと、ババ(クリス・ペン)が”大きな箱入り息子”として育てられたには、それなりの理由がございまして、 一言で言って”精神遅滞”なのです。33歳にして10歳に満たない精神年齢という設定は、ババに対して無垢という言葉を想起させてくれます (実は映画の中に限った話なのかも?実際に施設で働く人はそんな一言では済ませられなさそうにボクには見えました)。殺し屋と”息子” の珍生活のエピソードの数々もイギリス映画らしく見物ですが、殺伐とした殺し屋稼業を続けてきたフィリックスが、 ババを庇護する立場から精神的成長を促され逆に庇護される立場に逆転してゆく様は、バカタレなボクでも感じいるものがございます。 なんというか、暖かなものが奥底から流れ出てくるようなとでも表現しておきます。

 全然ストーリーからなにから全く違いますが、見終わったあとのホンワカとした暖かさが近いのは、コーエンの〈 赤ちゃん泥棒 〉 かと。間違っても、〈 レインマン 〉にそんなこと求めないように!

 最後になりますが、イタズラ天使のような“箱入り息子”ババを演じたクリス・ペンは、今年始め突然天使になってしまいました。 ちょっと早かったよね。

 

posted by 森と海 at 23:29 | Comment(3) | TrackBack(0) | Movie(他)
この記事へのコメント
こ、これは・・・・ちょっといけてそうだ(^^)
Posted by tonbori at 2006年07月12日 00:19
↑同感。
けどなあ、クリス・ペン観ると悲しくなりそうだなあ。
お兄ちゃんより好きだったんだよ。熊さん系で。
Posted by acoyo at 2006年07月12日 10:42
>tonbori・acoサマ
イギリス映画好きならば、概ね好評価間違いなしでしょう。クリス・ペンが逝っちゃった時、誰も話題に上げなかったのが不思議なくらい。
えーと、acoサンは見ないほうがいいかな?間違いなく哀しくなるでよ。
Posted by 森と海 at 2006年07月13日 23:00
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