2006年07月16日

**パゾリーニではない〈 ソドムの市 〉**

 って、またそのパターンですか!

 いやボクだって、この題名に惹かれて観た訳で・・・、主演が誰とか、監督はダレなんて知らなかった訳で、・・・姉さん、完敗です。

 後から調べたら、監督はアノ〈 発狂する唇 〉脚本の高橋洋さんでございまして、主演の俎渡海市兵衛・市郎役には浦井祟 (知りません済みません)さん、事実上のヒロインテレ―ズ役が小嶺麗奈さん。ということデ、コピペを下に。

 

 

sodomu  俎渡海家の子孫・市郎は、破壊的人間の血を受け継いでいた。発端は18世紀。 身に覚えのない調伏(呪い)の罪で領主、市兵衛に責め殺された2人の女、テレーズとキャサリン― それがまったくの濡れ衣だと判った途端、俎渡海一族に本当の呪いが襲いかかったのだ。そして300年後、 キャサリンは恐るべき因果で市郎の妹へと転生。ただひたすらに兄を慕うつもりが大量殺戮をもたらし、市郎は「ソドムの市」 なる極悪人へと変貌するのだった。

 ということで、”ソドムの市”とは”俎渡海の市”のことであり、語感からすれば”座等の市”に極めて≒(ニアリー・イコール) なのでありました。ですんで、”俎渡海の市”は当然盲目で仕込み杖を使います。やたら滅多ら。節操なしに。出前の兄ちゃん達はことごとく (ギャグなんですか?)。画像のキャサリン(小嶺)は警官なのにモーゼルを所持。それもフル・セミ切り替えられる奴。やたら撃ちまくり。 巻き添えで通行人に当たろうともお構いなし(ギャグなんですか?)。今「(ギャグなんですか?)」を2回続けました。” とりあえず2回は重ねろ”っていうのは、お笑いの基本らしい(明石家さんま談。ソースなし。)のですが、 するってーと無銭カツ丼飲食の部分は、やっぱりギャグですか?ホラー番長というカテゴリーなんですけど・・・。

 監督がね、先に行った通り〈 発狂する唇 〉脚本の高橋洋さんなんですよ。ということはですね、 電話の逆探知となればカメラは電線を高速パンするのは当然ですし、 アジトを探していると非業の死を遂げた捜査員の霊が指差して知らせているというものデファクトスタンダードであるちゅーのは、〈 発狂 〉 を観た人なら了解事項。ただそれがセルフ・パロディなのかというと、公式HPを読んでいくとどうもそうでもないらしいのです。 極めて真摯に自己の思考やら知識を編みこんだ結果らしいのです。この詳しいコメントは出来れば観る前には読まない方がいいかと。 目にフィルターがかかってしまうのだ。

 脈絡のない混沌としたこの映画の中で、脈絡無く引っ掛かってしまった場面を2つばかり。1つは、 俎渡海市郎の悪行を無数の映写機でスクリーンに映してそのすべてを監視しつづけている謎の老人(岩淵達治)。 もう1つは荒野にぽつんと建つ俎渡海家代々の墓標におびただしい弾丸を浴びせる捜査官キャサリン。 あろうことか墓標はポキンと2つに折れてしまう。な、なんだぁ?アノ映画にそっくりだ。 アノ映画を覚えていて、しかもコノ映画をしっかり観ている人にしか判らない内容で申し訳ないが、 本来映画を観るなんてことはそういうモノだろう。事実2つ目の方は、監督自ら公式HPで似ていると公言している。どこかで、 高橋洋氏と生前の大和屋竺氏が懇意にされていた(というか高橋氏がリスペクトしていたんだろう)ということを読んだ記憶もあった。

 ボクのほうはといえば、事前にそういう知識があったお陰でそんな見方が出来たのかも知れないが、 事実アノ映画のDVDを購入して初めて鑑賞したのがホンの数ヶ月前。「この不思議なリンクは人智を越えたオカルティクな力が働いている」 とエセ霊媒師のような台詞をほざいて締めくくるとするのであった。

 

posted by 森と海 at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(邦)
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