2006年08月22日

**〈 ライフ・オン・ザ・ロングボード 〉見る年代によっても違うんじゃない?**

 サクッとあらすじを書けば、

 ぱっとしないオジサンが定年退職した(最終役職が部長代理。オンリーワンにはなれなかったということか?)。 亡き妻との思い出に浸る間に、昔、熱中したロングボードを思い出す。一足飛びに種子島へ。島の人々に支えられ、波を感じ、風を聴く生活へ。

 ということで、舞台は東京から種子島へ。公式ホームページによると、 『南の島にこだわり、地方からの新しいカルチャーの発信にこだわります。』とあるが、コレは観る人の今住んでいる場所、年齢、 家庭環境によって、受け取りようは様々なのと違うの?

 

 

 人のことはどうか知らないと明記しておく。離島ほどではないにしろ、中途半端な田舎に住んでる身としては、 こういう南の島に観光で一定期間暮らす事には憧れるけど、ずーっと住むことはちょっと勘弁だなああと。だって、 こっちは海も山も近くにあるんだよ。サーファーさんもいっぱいいらっしゃる土地柄なのだよ。 他所からこちらに移り住んでいるサーファーさんも知ってるもの。

 四角四面に言えば、この映画の主人公米倉(大杉漣)は実家が湘南なんだから、素直にまずは湘南の海で練習してみろと! いきなり種子島に行って基礎から教わるんじゃないよ。スクール等の施設の少ないところで、「教えてください」って云うのは甘えすぎでしょ。 どう考えたって相手にされないって。アホかと。それと年に一度のビックウェーブ(ビッグ・ウエンズディかよ)に、ちょこっとテイク・ オフできるぐらいの初心者が、「もう・・・逃げたくない」からって果敢に挑むのも・・・無謀だよ。こういう無謀な人は、 波に思いっきり巻かれて、”洗濯物”の気分を味わって欲しい。もう上も下もわからなくなって希望の光が遠のいていくのを実感できるから(笑) 。

 とまあ、悪口の一つ二つ言ってみたんですっきりしたが、こういうファンタジーの部分を除けば、 いい歳こいてしまった身にはぐっとくるものがある。世間的には、退職金で他所の土地に移り住む余裕のない人だっているし、 安心して社畜道に勤しめない斜陽な会社勤めの方だっている。もっと云えば職のない人だっていよう。先だっての労働基準法改正で、 企業は63歳までは再雇用もしくは定年延長をしなさいよってことになったが、それでもよほど特殊な技能・才能のないかぎり63歳までだ。 誰にも等しく訪れる。毎日が日曜日という生活に対応できるというものそれは才能だと思うよ。 貧乏性でじっとしてられないボクなど体調を崩すのが関の山。幸運にも米倉は、定年後の生きる目標を見つけられて、 その目標を叶えるだけの経済力があって、飛び出せる家庭環境が揃っていたんだ。

 団塊の世代がこれからゾクゾクと市中に飛び出してくる。マーケティングもターゲット世代をそちらに合わせているともいう。 タフで徒党を組めるだけのボリュームをもった世代が荒しまわったあとに、定年後社会に入会しなくてはならないボクらに、 ペンペン草は残っているのだろうか?(笑)。とりあえずはまだまだだいぶ先の定年後社会に向けて、 生涯に渡る趣味の一つも今のうちがら準備しとこう。何でもいいんだ、格好良くなくたって安上がりのやつだっていい。 暇を見つけて少しずつでも続けていれば・・・。

 んで、10ン年ぶりにZO-3の弦を張り替えた。張りたての弦は気持ちいい。

 

posted by 森と海 at 23:39 | Comment(4) | TrackBack(0) | Movie(邦)
この記事へのコメント
>中途半端な田舎に住んでる身としては、こういう南の島に観光で一定期間暮らす事には憧れるけど、ずーっと住むことはちょっと勘弁だなああと。
禿同。そういうとこで住みたいと思うのは、ホントの都会の人ではないかと。

どう老いるかってのはもう、目の前にあるテーマなんで、下手なファンタジーこかれると返って「おい!」がきつかったりしてね。知り合いの映画好きのおばあちゃんに、もう映画見ると目が辛くてねえと言われるとどきりと。

ところで、このラスト、かっこいっすね。ロマンしてるぞ。ううん、リコーダーではこういう台詞が吐けん。ぷぺぽ。
Posted by acoyo at 2006年08月24日 16:50
>中途半端な田舎
まあ、朝っぱらから全国版ニュースで事件を報道されるぐらいの田舎ですから。

格好いいだろ。浪漫だろ。しかしだな、Fを押さえりゃ「ポンボフボフボフピョンピーン」だ。・・・前途多難。
Posted by 森と海 at 2006年08月24日 23:23
ギタリストだったのね(^^;特に楽器をしない人なので憧れの眼差し〜ッス。
とはいえホントの都会人でも田舎に住む人はそれなりに気合の入った人でないと持ちません(苦笑)
なんせ一応都市に住んでいる人が言うのだから間違いない。
でも結構そういう狙いもあるのかもねと言ってみる。
Posted by tonbori at 2006年08月28日 23:17
だから、"リスト"は付かないって(笑。
触っているのが好きなだけ。その上、ほぼ10年はオブジェと化してました。

この映画の企画自体が、南の島の風土の紹介でしょ。あわよくば、「寄ってみなっせ!」という。
Posted by 森と海 at 2006年08月29日 18:28
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