2006年10月16日

**商用バンについて考える**

 当方、地方の中小企業の働き蜂の御多分に漏れず、毎日とは言わないが、日帰り300kmというような移動が多々ある。 足は自ら運転する社用車。いわゆる商用バンである。

 商用バンは各社からリリースされているが、実体はラインナップのステーションワゴンのボディを用いて、 荷重の増加に対応してスプリングの高レート化(400kgのロードを受け止める)・快適装備の簡略化・テールコンビランプの省略 (デザインがモノをいうクラスではない)を施しただけのもの。大トヨタさんとこはプロボックスという一からの商用車を開発しているから、 他とはちょっと違う。イヤハヤ、大トヨタ、さすがだ。

 で、思うこと。商用バンって云う車はなんでこんなに疲れるのだ?!

 

 一日中乗ってることもあり、走行距離も自家用車とは比較にならないほど伸びる(平たくいうと車も運転手も酷使される)というのに、 人体への負担を軽減するための工夫が、スッパリ切り捨てられているように思う。その点は自家用では、 快適装備という名で売り文句になるためしっかりのこっているが、本来仕事で使う車だからこそ充実させるべき装備ではないのか? いやここで言っているのは、HDDナビやオーディオの話ではない。連続で続く振動を押さえるためのダンパーや、質のいいシートのことだ。 高荷重に対応した高レートのスプリングはしょうがないとして、 低荷重時絶えず揺れつづけるスプリングを減衰させるダンパーは開発できないのか。 ゴツゴツとした乗り心地を軽減させるだけの奢ったシートは採用できないのか?

 手前味噌で申し訳ないが、荷物少なめの状態で200kmも走ったら、 車から降りた後も振動でヤラレタ体は内臓が震えているような感触を持ちつづけた。すぐに健康診断があったが、血圧は普段より20ばかり上昇、 尿からは糖まで出てくる始末。ボクサーでなくとも、内臓を揺さぶられることの負担は想像に難くない。 ちなみにここ10年ほどは血圧は安定しているし、糖など出たことも無い。考えれれるのは車だ。案の定、体は正直で、 早く帰ってきたというのにその後の仕事ははかどらないし、第一やる気が出なかったのだから。

 その昔、600km走ってきてもその後また仕事が出来るという噂の車があった。ゴルフVR6である。 V6積んで出力には余裕があるし、ドイツ車伝統の固めの足にしっかりしたダンパー、それを支える高剛性ボディ、 そしてアップライトな運転姿勢が肝なのだと思う。いや知らないけど(笑。これこそ、 働き蜂達をより一層ムチ打って働かせる為の理想の商用車ではないかい?世の経営者の皆様方。値段や燃費ばかりが、商用の決め手ではないぞ。 いかに効率よく働き蜂達を働かせるか、これこそが合理性の時代のキーワード。

 大体、商用車については価格が安いことより、重要なのはいかに系列・取引先に強制的に使わせるかなのだから。往々にして、 自動車メーカーさんは、自社の車以外は駐車場から締め出すことを常としているんで、取引業者は導入せざるを得ない状態に陥ってる。例え、 取引業者の経営者が車に目利きできたとしても、その時点で選択肢はない。そして実際その車に乗るのは、下っ端の働き蜂達。

 なぜ、今更こんなことを言うのかといえば、商用車で移動した道程を社用車が不在だったばっかりに自家用車で移動したから。はい、 最近ニューマイカーを導入いたしました。で・・・、ゼンゼン疲れてネーぞ。そればかりがコイン洗車場に行って洗車までしちまったぞ。 なんたること。仕事で使う車のほうが、体に対して負担が大きいという事実。

 自動車メーカー各社さん、仕事で使う車だからこそ疲れない車をお願いいたします。デザインなんて二の次ですから、 ウレタン無塗装バンパーで構いませんし、テールランプが寂しくても構いません。ですがシートの質を落とすとかいうのは止めてください。 シート一つでかなり疲労軽減できます。はっきり言えばですね、大型トラックのほうがその辺は良く考慮されていると思いますよ。

 

posted by 森と海 at 23:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | 番外編 車!!
この記事へのコメント
その話は昔クルマ仲間の間でよく話題に上がってました。
で、日本は椅子にすわる文化が育まれなかったので椅子に関する理解がどうも低いのではないか?という話になって、なるほどそれは一理あるよねという。
シートで素晴らしいのはシトロエン。BXやXMに乗せてもらったときのそのふわふわ&疲れなさといったらもう極楽級でございましたぞ。
Posted by tonbori at 2006年10月17日 01:54
今日もゴーンさんとこのエ〇スパ〇トに6時間ほど乗りましたが、やっぱりシートが硬い。そして型に嵌められたような窮屈さ。
自動車メーカーには、真剣に考えてもらいたいです。
Posted by 森と海 at 2006年10月19日 00:21
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/25603697
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。