2007年01月09日

**〈 銀河ヒッチハイク・ガイド 〉 もしくは 『銀河の歩き方』?!**

 あれれれれっ!失敗した。今の今まで見逃していたんだけど・・・2006年の最重要作品じゃないか!

 とりあえずは、劇中出てくるディープ・ソート(スーパー・コンピュータであります)が750万年かかって解を導きだした問い 『人生、宇宙、すべての答え』を、現代インターネット世界の万能コンピュータ『Google』先生に聞いてみた (リンク先)。なんと4秒弱しかかかっていない。さすがはGoogle先生である。

 続きは明日以降に。

 

 さてさて、ファーストシーン、海豚さんたちの愛らしくも哀愁漂う歌に、一抹の不安を覚えた。内容を全然リサーチしていなかったから、 「コ・コイツはひょっとして地球環境危機を煽る奴なの?」と、杉田二郎さんが歌ったりしちゃうんじゃないかとヒヤヒヤ(それはジュピター!) 。

 まあ事実は、『地球上で2番目に知的生命体の海豚さんは、さっさと地球を脱出しました』ってことをだけだったのだけども。

 続きまして本編、主人公アーサーは自宅で物々しい騒音にまどろみを遮られる。 バイパス道路建設のために立ち退きなさいと建設機械がそこまで迫っている。あお向けに大の字となり抵抗するアーサー。 なんというセンス・オブ・ワンダーの無さ!そこへ友人のフォード・プリーフェクト登場。 実は彼はベテルギウス星系の惑星で生まれた宇宙人であり、宇宙バイパス予定地に地球が入っているため、 地球が破壊されるからアーサーに逃げ出そうと持ちかける。そしてあっというまに、宇宙にヒッチハイク!なんというセンス・ オブ・ワンダーの濃さ!素晴らしい。ざっとココまで10分。ポテンシャルの上がり下がりが激しくて心地良い。

 自宅周りの立ち退きの話と地球の立ち退きの話が重ねるこの部分は、小さな宇宙(スペース)と大きな宇宙(スペース) が同じような力学が生じている。ボクは常々、量子力学を突き詰めて研究すればビッグバンの謎が解けるのではないのか(逆もあり) と夢想しているのだが、この場面はそんな夢想を映像化したようである。ミクロの世界とマクロの世界は互いに似ている (勝手に相似性理論と命名)と思えてならないのだ。と言うことは物質世界はそのミクロの世界に無限のスペースを持つ・・・。脱線しました、 〈 銀河ヒッチハイク・ガイド 〉に戻ります。

 その後は、フィル・ティペットの着ぐるみが大活躍。この作品、時流に逆らって安易にCGを使っていない。 全く使っていないということではないが、どうしても映像化できないもの以外は合成で済ましている。 これが以外に安っぽいというよりも温かみをも感じてしまう。かと思えば、 ビルナイ登場と共に明らかにされるある物質の製作過程の部分にはCGを多様。ここはまさしくワンダー! デジタル万能ということは嘘だったんですね。使い方次第。

 もちろん英国の小説が原作ですから、苦虫噛み潰したかのような皮肉(主に対象は役人に向けて)は、絶えず続きます。 ほんとジョンブルってばユーモアがお好き。フレンチのエスプリともメリケンのジョークともジパングの洒落とも異なる味をご堪能あれ。

 

posted by 森と海 at 23:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | Movie(他)
この記事へのコメント
公開前から楽しみにしていて、期待大で観賞したのですが、いま一つのれませんでした。
宇宙でもっとも憂鬱なロボット、マーヴィンもたいして活躍しませんでしたね。(笑)
Posted by samurai-kyousuke at 2007年01月13日 20:43
>samurai-kyousukeサマ
マーヴィンはラストだけでしたね。
なんか原作が読みたくなる映画でした。小説の方がもっと面白いだろうって。
Posted by 森と海 at 2007年01月14日 23:00
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