2007年03月22日

**73年版は漢(おとこ)がいた・・・〈 日本沈没 〉**

 やっとブームも過ぎ去って、コイツもン十年振りに見ることが出来ました〈 日本沈没 〉。

 いやはや、なんとも、タイトル通り、漢(おとこ)がいたんですよ。それも、1人や2人じゃなく、 出演している男ドモが全員漢(おとこ)。未曾有の大危機に立ち向かい、目的を完逐させる漢(おとこ)たち。 プロジェクトX風とでも言いましょうか。そこには、既得権益をかさに自分だけ助かろうなどという不埒や輩なんて、登場させる隙もなし、 皆戦っている。

 こぶしをギュっと握り締めるほど熱い!

 

 国土崩壊を写す中野特撮班の仕事ぶりは、CG全盛の今となってはしょうがないとして(とはいっても当時は最高峰。 〈シンドバットの冒険 〉をみてチャチだなんて言わないでしょ)、本編班はというと沸騰しております。

 やっぱり改めて見直すといいんだわ。山本首相(丹波)が渡老人(島田)にD2基本要領「日本民族の将来」を渡されて、 「何もせんほうがいい」と繰り返すところなんざ、目に涙を浮かべた丹波さんに惚れそうになりますぞ。田所博士(小林)がほぼラスト付近、 「日本民族はまだ若い。」と言い切るところなども、歳を重ねた者の見識が見事に発揮されている。皆が大人なのだ。 こんなに老成した大人になら、指図されたって納得がいくというものだ。

 因みに撮影時、小野寺俊夫役の藤岡弘、(当時藤岡弘)がこの時27歳、06年版の草なぎ剛が32歳。なんで、 昔のやつの方が大人っぽく見えるのだ?どう見たって大人の鑑賞に耐えるのは73年版のほうじゃないか。草なぎなんて柴咲とちちくりあっとれ!

 とまあ、ターゲット層がどっちがどうだったかなんてわかりゃしないけど、少なくとも当時これに出会って喜んだ人たちは、 大人だったのだろう。今の邦画は歪んでいる。歪みが臨界に達して弾けてしまえ。また面白い映画が観られることを切に願うのだ。

 

posted by 森と海 at 22:46 | Comment(3) | TrackBack(0) | Movie(邦)
この記事へのコメント
実際70年代までなのかもね。
王道の娯楽作品が我々の(あえてくくらせてもらうけど)鑑賞に耐えうるのは。
角川初期もいれても冬の時代80年とかぐらいかな。
結局自分のトコにも書いたけどそういうのはプロジェクトXでしかないと思ってて映画にはイラネとかなってんのよね。実際漢映画ってVシネマではヒットする要素があるのに普通には全然作られてないんだもん。いわんや今日本で『日本のいちばん長い日』をリメイクするなんてえのは考えられないし。もしやっても女々しいのになりそうなんだよねえ。
Posted by tonbori at 2007年03月23日 00:07
はじめまして^^

私の芸能サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/newsnews7/archives/53367667.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
Posted by 芸能ニュース at 2007年03月23日 08:55
>tonboriサマ
残念ながらそうみたいですね。>実際70年代までなのかもね。
思えば、最近というかココで取り挙げる邦画ってその頃までですもん。なんでこうなっちゃのかなあ?
たまにはずっしりといた物も欲しくありません?バラエティなのが日本映画の売りなのですから。

>芸能ニュースサマ
ご苦労さんです。たまには本文も読んで見る事をオススメします。クサナギのことなんか2・3行しか書いてませんから(笑。
Posted by 森と海 at 2007年03月24日 23:01
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