2004年10月03日

**アンディ・ラウ vs ラウ・チンワン**

 正直いってボクは、香港映画(返還されてずいぶん経つけど括りはこれでOK?)には、疎い。特に近年のものはほとんど観てなかった。
もちろん「男たちの挽歌」あたりは観てたけど、なんだか、二丁拳銃とかはハッとするものだったけど、その他のシーンが古くさかったり、 音楽の選曲・使い方がモッサリしてたりで、「まだまだかな」とタカをくくっていた。傲慢だったんですねー。

 でもでも、今日は、市内のレンタル屋を回って探してきました〈暗戦デッドエンド〉。

 Deadend うわっ、これまずいよ。こんなの、90分のプログラムピクチャーとして香港の人は観てんの?
 やっば、さすがは未だに映画が金になるところだ。斜陽って言われて久しいけど、撮ってる本数の違いだよ。 なんでもかんでも押し込もうとする姿勢が感じられないもの。日本映画を、向こうで公開なんて考えちゃイカンよ。絶対目が肥えてるって、 香港の人たち。

 自分の無知を棚に上げて大絶賛である。

 冒頭、銀行強盗の解決までの約10分で、「これは只者ではない」と悟ってしまった。とにかく無駄がない。 スタッフロールの間から断片的に情報を出して、チャン(アンディ)が末期がんであること、ホー(チンワン)が有能なデカであること、 ホーの上司が無能でコメディリリーフであることを伝えている。さすがは上映時間に縛りのある香港作品だ。

 それから、音楽にしろ、コメディ部分にしろ、アクションにしろ、やりすぎていないところも好感が持てる。やりすぎてない。 ボクの目には「香港モノはやりすぎている」という認識しかなかったわけだが、これは目から鱗だった。時代は変わっていたのだ。

 ラストも素敵じゃないか。クリスマス、バスでネーちゃんとホーが偶然にも遭遇し、 チャンに貰ったネックレスを本物と知りつつ偽物といい(くだんの事件の証拠なのに)、押収もせずにこう語る。
「大切にするといい。いつか戻ってくるよ。」てな台詞、一歩間違えるととんでもないことになるのだが、抑えた演技で余韻を残すなんざぁ、 チクショウメー、コノー、コロセコロセ、スキニシヤガレッテンダー。

 ちょっと、語り足りないという感も拭いきれなくもあったが、足りないくらいがちょうどいい。
 いいもの観さして頂きました。

 
posted by 森と海 at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | Johnnie To
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あらためて「暗戦 デッドエンド」を観る
Excerpt: ジョニー・トー|杜h峰監督、アンディ・ラウ|劉徳華、ラウ・チンワン|劉青雲のクライムサスペンス。 以前にエントリ暗戦デッドエンドを上げたのだが久しぶりにまた観た。 暗戦 デッドエンド ISBN ..
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Tracked: 2005-12-08 02:11
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