2004年11月07日

**マッスルモンク**

 最近、携帯に出たとき、つい「ワイ?ワイワイ?」と言ってしまいそうになる森と海です。香港映画の見すぎやろ!

 ということでございまして、個人的ジョニー・トゥ祭りも迎えて第6弾。とりあえずコレで最後です。たぶんタイトルは、 macじゃ文字化けして読めんのだろうなー。「マッスルモンク」でございます。

 正直言ってコレが一番難しい。どう斬ったらいいのか分からん?
 さらーっと、流して大体の筋は分かったが、もういっぺんいちいちPAUSEしながら、単語の意味ひいて(英語字幕が頼りなもので)、 見直してみた。後半に問答があるもんで。

mutt  物語はこうだ。
 特出ししていた男性ストリッパーを挙げてみたら、なんとこの男、もと僧侶で人や犬の前世が見えるという。ガタイがいいのは、 武術修行をする寺だったかららしい。ジェット・リーもゴードン・リューもガタイ良かったもんナ。こいつが、マッスルスーツ着用のアンディ・ ラウ。
 捕まえたのは、軽犯罪を扱う部門のごく普通の私服警官で、前世が虐殺をしてた日本兵らしい。コレがセシリア・チョン (かわいい顔してハスキーボイスなんだよなあ)。
 で、この警官いい子だったんで、この僧侶、何回か危ないところを助けるんだけどね。まあ、その結果、警官は僧侶にお熱。それでもこの僧侶、 「前世の借りは今世で払わにゃイカン。あんた死ぬよ」と警官に言ってしまうんだ。
 僧侶がストリッパーにまで身を落としたのには訳があって、その昔、女友だちを殺されて、怒りまくってついスズメを殺してしまい、 僧衣を脱ぐのだ。そのときの犯人は、いまだ山中に隠れていて、なんとこのオンナ警官、喜んでもらいたいばっかりに、 その山にはいり犯人を探すのだ。嗚呼、オンナ警官の運命はいかに・・・。

 これね、93分なんだけど、前半60分と残り後半は、別の映画と思えるぐらいガラっとかわる。
 結果をバラすと、オンナ警官は殺されるのだ。それも結構ひどい有様で。 後を追って山に入った僧侶は持ち前の能力を発揮して埋められた場所を探しだす。怒りに震える僧侶。と、逃げていく人影が。 その影を追いかけて岩穴に入ると・・・この映画最大の謎が・・・。
 ここから、僧侶の悪しき(怒りに震えた)心とそれを挑発し悟りに導こうとする善の心の対決になる。インナースペースドップリ。最終的に 「オンナ警官を殺した犯人を殺してもなんにもならない」ことを悟り、犯人を許し、受け入れるだ。

 輪廻転生・因果応報・業って言葉がボクらにはあるんで、結構理解しやすい話だが、他の宗教の方には分かりにくいだろうね。

 ええい、バシーっとバラすよ。
憎しみの輪は誰かが断ち切らなきゃならない、悲しみを乗り越えて!
これまた、昨日の記事とリンクしてしまいそうだが、そういうことなんだ。 もっとはっきり言えば、アルカイダに目にもの見せてやるのではなく、ハンムラビ法典でもない。「汝の敵を赦しなさい」なのだ。 万国共通じゃないのか?
 ボク、飛躍しすぎ?

 まあ、実際のところ、ジョニー・トゥ監督がそこまで意図してたのかは判らない。赦せっていうのは、普遍的な宗教要素だし、 日常生活レベルでも肝に銘じときたい言葉だ。単に監督が信者っていうことだけなのかもしれない。
 それでも、この時期に撮影・公開し、監督自らも気に入ってると言い放ち、 ストレートには判らないようにコメディでデコレートしたこの作品には、邪推もしてみたくなる。普段は、撮りたい作品 (ミッションやPTU)と喰うための作品(甘めのやつ全般)と公言している人が、気に入ってるなんて言うんだから。

 
posted by 森と海 at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | Johnnie To
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