2005年01月04日

**東京SOS**

 東宝が、ゴジラシリーズのDVDレンタルを解禁したようだ。そりゃそうだろう。いまどきな。
 で、早速、1昨年に見逃していた「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」を借りて観る。

 ゴジラは、映画館で観た(FINAL WARS)のは随分久しぶりだったのだが、一応殆どはビデオで観ていた。多分観てないのは、 「2000」ぐらいだと思う。その中でも、近年の手塚昌明監督の「×メカギラス」「×メカゴジラ」は、 こじんまりまとまり過ぎているとは思うが、意外と面白い。その監督が、「×メカゴジラ」の完全な続編として「東京SOS」 を製作していたのは知っていたので、前々から期待していたのだ(さすがに劇場でハム太郎と一緒に観る勇気はなかった)。
 世間的に評判のいい金子修介監督のは、ボクはあんまり?なのだ。ゴジラ英霊説なんて川本三郎氏が語ったことだし、護国聖獣にいたっては 「またその設定かよ?」といぶかしんだのでした。


 

godmeca  肝心の「東京SOS」だが、前作も昭和29年「ゴジラ」や「サンダ対ガイラ」 へのオマージュ満載であったが、今回も昭和36年「モスラ」や「モスラ対ゴジラ」へのオマージュに満ち溢れていた。やっぱり、 監督自身が大ファンなんだろう。小泉博氏まで中條博士役に引っ張りだしてたし、モスラの造型も昭和のそれに近い。 限りなく昭和シリーズに沿うことを命題としているかのようだ。きわめて正統的。
 好みといえば好みだか、「FINAL」あたりと比べると展開がトロいのは否めない。今の時代のスピードからは、完全に取り残されている。 機龍の攻撃なんかワンテンポ遅いよ。メ―ザー発射を決めて、モニターにスタンバイOKの表示、それからおもむろに発射! じゃゴジラも余裕で逃げられるって。まあ、それが昭和の味なのかもしれない。
 ラストにいたっては、機龍と運命を共にして海に沈もうなんて考え方が出てくる。ファーストの芹沢博士そのままじゃないか。 完全に狙いだけど、さすがに思いとどまったようだ。
 まあ、なんだかんだといいながらも、ゴジラ原理主義に則ってる人には(ボクも含めて)、楽しいのだ。

 これ観終わって正直思った。昨年暮れに、「ゴジラ FINAL WARS」を観て大絶賛していたが、 ちょっとだけ訂正させていただかねばならないなと。

 ゴジラは、東宝の思惑がどうであれ、「東京SOS」ですでに終わっていた。もう一年以上も前に。「FINAL WARS」は番外編。 tonbori堂さんの言葉を借りるなら大人のためのチャンピオン祭りだ。 あれは、逃げてしまった大人客を取り戻すための派手な打ち上げ花火でした。

 たぶん歴史は繰り返す。
 メカゴジラが2作続けて登場して、昭和ゴジラは長い休眠に入った。9年の時を経て、一大リバイバルブームに乗って昭和59年「ゴジラ」 が復活した。そして5年後、平成シリーズが始まった。今回は、休眠には入らず、ファイナルと銘打って(なんだか家具屋か紳士服屋みたいだ) ブームを作り上げ、大人客を引き付けておいて、何年後かに復活という寸法だろう。

 この筋書きが吉と出るか凶とでるか?
 鍵は、次の作品の出来次第であることには、なんら変わりはないが。

 
posted by 森と海 at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(邦)
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