2005年02月18日

**T3って観たかったものが観れたと思わないかい?**

 世間的には、「T」「T2」とは別物とか、監督が変わるとこんなんになっちゃうとか、猿がうろついているとか、 これやっちゃおしまいよとか、散々にいわれている「ターミネーター3」だが、これしかないという落しどころに落とした職人技の作品だと思う。 ジョナサン・モストウ、若いのにベテランの職人のようだ。

 一個一個反証してみよう。

 まず、監督問題だが、キャメロンは逃げたんだよ。元々B級確定だった「T」を、むりやりA級っぽくまとめ上げてしまった「T2」 を作った時点で、どう手を変えようとキャメロンに次回作は作れなくなってしまった。キャメロン自身も、登ってきたキャリア (スピルバーグの後を狙ってるニオイが)をいまさら捨てられるわけもなく、持ち上げてしまった作品を落とす訳にはいかない。 そこで白羽の矢が立ったのが、力技で無茶を通しきることのできるベテランでもなく新人でもない監督だった。モストウ監督って、 シリーズものに付き物のシバリを、全然苦にしてないようだ。実にあっけらかんと観客を裏切り、感傷に浸る暇を与えず突っ走る。

 次に、猿問題だが、”エドワード・ファーロングがでない。んでよりによって代わりがニック・ スタールかよ!”というのが世の美少年ファンの皆様方の不満だろうが、あのね、目的失って腐っちまった奴は外見まで腐るの! 到着地を見失ったら、そりゃもうたそがれちゃうんだ。くしくも現実が証明している。あなたなら、どちらのジョン・コナーを望む?

 最後になるが、大問題のラストシーン、”あれやっちゃダメでしょ。いままでなんだったの?” って意見もある。シリーズを通して、ジャッジメント・デイを回避するか否かが物語の焦点だったはず。 もちろん必ず来なければならない日だったんだ。結論を先のばしにすることは、すでに「T2」でやっちまった。もう同じ手は使えない。 そうなれば、いかなる方法で、回避しようと努力しつつ(わざとらしくなく)も審判の日を向かえるのか?ということになる。いや、 上手かったと思うよ。例のシェルターに入ったとたんに時間が止まったもの。物語も、観ているボクも。歴史には残らないとは思うが、 いい展開だ。これで、スピンオフのテレビシリーズだって、存分にこしらえられる。職人監督バンザイ!


 と、もっともらしいことを書いてはいるが、実はだな、オレ(こっからは一人称はオレ!)、高高度からの地球崩壊の絵がスキなんだ! 誰しもある破壊願望ってやつかなー、地球がまばゆい光に包まれて滅亡してゆく様子は、たまらなく美しく畏怖を覚える。 けして現実に望んでいるわけじゃないんだ。反対に、都市がまばゆい光に包まれていくのは、 そこに生活するであろう人々をリアルに感じられるんであんまり好みじゃないけどね。 ただただ高次元からの眺めのようでエキサイティングじゃないか!

 以上、オレの好きな絵の話だ。

 
posted by 森と海 at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(米)
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