2005年03月13日

**2005 ロスト・メモリーズ**

 レンタル屋で、こいつと目が合ってしまった。

 一度は前を素通りしたものの、こういうのって出会いじゃない?と思い、引き返して、借りてみた。 中身を全然知らない作品なんて一期一会だからさ、目が合ったことを縁だって思うことにしたのだ。

 出演は、チャン・ドンゴンと仲村トオルの2人がメイン。韓流に疎いボクにとって、チャン・ドンゴンて言われても、ドンゴン(何処) の人?と苦しいダジャレしか浮かばない。ストーリーが、意外にイケそうだったし、 ジャケットの防弾グラスにインカム姿はまさしくツボなんで観ようって気になったんだ。

lost

 で、そのストーリーは、goo映画から抜粋すると、1909年、 ハルピンでの伊藤博文暗殺が未遂に終わった時、日韓の歴史は大きく捻じ曲げられた。日本は第二次大戦でアメリカと連合し、 原爆はベルリンに投下。東アジアは日本の領土として併合され、2009年、ソウルは日本第三の都市として繁栄を極めていた。そんな折、 武装集団による美術展襲撃テロが発生。犯人グループは“不令鮮人”と呼ばれる朝鮮独立の闘士たちだった。

 という見るからに、トンデモ系の匂いがプンプン。どっかで聞いたような設定なのだが、こと日本と朝鮮にまたがる話となれば、 俄然興味が湧くでしょ?

 日韓併合下での話だから、日本側の俳優も何人か出てくるし、韓国側の俳優も公用語は日本語ということで皆日本語でしゃべる。が、 戦後60年に渡る皇民化政策も失敗に終わったらしい。皆が皆、たどたどしいもの。まっ、勘弁しといたろ(笑。
 冒頭の設定からして、韓国の人たちには、了承できかねる設定(なにしろ大嫌いな日本に併合されてる)だが、途中から一転する。 朝鮮独立の闘士たちが詳しく分かってくるにつれ、国粋主義が高まり始め、 後半になってタイムスリップものに変わり始めると、激しい抗日映画と変わっていく。 抗日って言い方は抵抗があるのだが、日本人のボクが見ても「この日本人支配者層はいやらしいなあ」って思うのだよ。なんか、 イヤーンな感じだ。

 そんな部分は置いといて、銃撃戦のほうを見よう。 頭3分の見逃せない歴史説明につづいて10分ほどの美術展襲撃から警察特殊部隊の突入および制圧まで。何発撃ったのか数えてみたら、 これがスゴイ数。・・・・・ウソをついていました。とても数えられません。
 しかしちゃんと、壁の弾着エフェクトもあるし、小沢仁志方式のバラ撒いたほうが勝ちではないので、結構イイ。 ハリウッドでよく見かけるといってしまえば、身もふたもないのだが。
 その後も、銃撃戦は豊富にある。マガジンチェンジを繰り返したりもするので、一応リアル志向なのだろう。
 そんな好印象も後半になると一転する(またかよ)。またまた撃ちまくり場面が登場してくるのであるが、無駄に弾数ばかり多くなってくる。 監督、いつも間に小沢仁志方式に切り替えたんだ?


 この映画、イ・シミョンの初監督作なんだそうだ。なんだ夢中だったのね。話も詰め込みすぎだものなあ。 タイムパラドックスもまったく説明してないし、伏線ぽい坂本(チャン)の記憶の女も意味不明だし。

 非常に面白い題材だけにオシイ。もっと面白くできそうなんだよなあ。 どっかで見たことあるような場面の連続じゃもったいないんだけどなあ。


 総括すれば、この出会いは失敗だった。物凄く惜しいところまで行ってるんだけど。

 
posted by 森と海 at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(他)
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