2005年03月18日

**てえぶるにピストルがあるうぅ**ネタバレだらけ

 という訳で、「IZO」鑑賞2回目了。

 1回目は、ナンジャコリャが先に立ってしまい冷静に見られなかったが、日をおいて自分の中で程よく発酵してから観てみると、 結構さらりと、しかし、核心は見逃さないようにしっかり観れた。

 しかし、改めて思う。凄い役者ばかりだ。
 そのうちの半分は特別出演枠。よくぞ、これだけくせのある役者がそろったものだ。 ちなみに前科もんも数人いる。これ結構重要。

 企画・脚本の武智氏の中山一也主演でという持ちこみに、三池さんが応えたことで回り始めた企画らしい。 中山一也主演じゃカネを集められない(理由はカルト事件簿で) からという理由で、脇を固めたらしいが、通常のVシネなら、ギャラだけで制作費なくなっちゃいますって。 カネじゃない何かの磁場が働いたのだ。

 


 

 まずは、以蔵の処刑から。
 史実では、斬首なのだが、磔になっております。ボリュームに要注意。
 台詞が聞きとりにくいかも?と、音量を上げているとエライことになります。断末魔の叫びが尋常なレベルじゃないのでヘタ打つと、 近所にパトカーを呼ばれてしまいます。

 場面はコロッコロッと変わってゆきまして、壱番の男<石橋蓮司>氏の登場です。
 久しぶりに、見事な居合い抜きを見せつつジワリジワリと歩み寄り、間合いに入り刀を抜きかけたところで、以蔵の剣が一閃。 蓮司さんは倒れます。「また、こんな役かよー」っていう声が聞こえてきそうです。蓮司さんの扱いは、 イチジク浣腸だったりオタマだったりと散々ですから。

 弐番の男はシェケナベイビーであります。これまた、着物帯刀にピストルという出で立ち。どっかで見た事あるよでないよな姿。 おまけに喉には、声帯の振動を直接拾うマイク付き。なんか奇妙だぞ!最後は斬られたんだか斬られてないのだか分からない結末で、 大八車で去る始末。

 すでにここいら辺までで、唐突な場面チェンジが数回繰り返され、その奇妙さは、往年のATG作品でも観ているような気がします。

 

 そう、この映画では、ATG・今村・三隅などの大映時代劇・東映番長シリーズ・深作・神代など、 三池さんの諸先輩方の作風を借りつつ、その中でバッサバッサと斬りまくるのだ。オフィシャルサイトによると

『IZO』が挑む壮大なまでの敵の正体は、 いまもなお横暴を極めている国家権力であり、その欺瞞に満ちた化けの皮がはがれた戦後民主主義であり、形骸化してしまった司法制度であり…… そう、IZOにとっての敵、彼が斬りかかり、血まみれの死体に変えてしまう敵の正体は、我々が暮らすこの日本であり、 この日常を甘んじて受け入れている我々自身だ。

 ということはなのだが、哀しいかな、殿下に対し一太刀も浴びせることの出来ない以蔵と共に、 諸先輩方に弓を構えることさえ出来なかった。予定調和の範囲内だ。

 それしちゃうと三池さん自体がヤクネタとなって、もう撮れなくなるので、ギリギリの大人の選択とも言えるだろうけど。

 「所有したいとは思わないがまた絶対観たくなるだろう」というところで、結構ビミョウです。

 
posted by 森と海 at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 三池崇史
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