2005年04月09日

**リディック**

 遅ればせながら、ようやくのこと鑑了。

 惜しい、実に惜しい。あともうちょっと。
 あと一歩で、カルトの領域まで踏み込むものを、中途半端なオタク魂のために、金のかかったB級に成り下がってしまった。 舞台設定は結構練ってある。嫌いじゃない、いや相当好きな部類だ。

 太陽系とはおおよそ関係の無いアナザー・スペースものとしては、小奇麗で無味無臭な「スター・ウォーズ」より、 小汚くて体臭ムンムンなこっちのほうが、好きかも知れない。それでも惜しいという理由は、 スパイスの力で宇宙を航行するナビゲーターのような殆ど想像もつかない特殊なキャラクターが存在しない点だ。最初っから、 我々の住む世界とは全く違う別次元の世界を描いているんだ、もっと突飛なキャラ・突飛な乗り物・突飛な星等が出て来てもいい。バウンディ・ ハンターやら脱獄不可能な監獄なんて、地球上の話でも十分撮れるのだよ。敵側のネクロモンガーについては、 敵であれ改宗すれば仲間にするという殆どユダヤ教のような組織で、キャラの書き分けが不鮮明。 したがって、敵キャラが立ってないので、リディックが踏ん張れば踏ん張るほどに、語りが上っ滑りしていく悪循環。

 SFXは頑張ったようだが、画面のあちこちに出てくる揺らぎ、おもに乗り物の下部が揺らいでいるが、 どれもこれもエネルギー噴射で推進力を得ているようで、もっとウソつきゃいいものを!とまで思わせる。それにちょっと五月蝿いよ。

 「ジェイコブズ・ラダー」のジャケ写のような敵ラスボス”ロード・マーシャル”の動きも、 見せ方変えてみても我々の目には島村ジョーでしかなく、予告編の感激を超えられない。

 製作のヴィン・ディーゼルとスコット・クルーフ、ヤリヤリの燃え燃えで企画したみたいだけれど、結局、「スター・ウォーズ」や 「スター・トレック」等の過去のスペースファンタジーの延長という想像力しかなかったようで、 改めて企画は独り善がりはイケナイなと思い知らされた。

 前々からレンタル屋で探している「ピッチ・ブラック」、金掛かっていない分だけアイデアで勝負してそうで、 いっそうのこと観たくなったのは、意外な心境だった。

xxx  画像は、灼熱の監獄惑星を決死の覚悟で脱獄するリディックさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 
posted by 森と海 at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(米)
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