2005年04月14日

**三大怪獣 地上最大の決戦**

3daikaijyuu

 

 あのう、都合4匹いるんですけど、怪獣は?

 最高だとずっと思い込んでいた「三大怪獣 地上最大の決戦」を、レンタルDVDが入荷しているので10数年ぶりに観返した。

 思ったより、怪獣登場シーンが少ない。特撮部分は細かく裁断されて、本編に挿入される形で進んでゆく。それと、 いまどきの怪獣映画と比べて決定的に違うのは、怪獣の行動にいちいち理由付けがない。断片的に絵だけで示されるのみ。
 平成の世のボクらが有り難がる「ガメラ」についても、まさしく説明過剰。そうなんだよ。怪獣に説明を求めたって無駄なんだ。 原発を襲ったゴジラに、何で原発を襲ったのって聞いて「原発には放射性物質があるじゃないっすか、好物なんすよ、オレ。 エヘへー。」って答えるか!バカ!
 ボクなんかもその傾向があるもんなー。反省汁、ボク。

 その辺を全く放棄して、半ば力技で有無を言わさず進めている。

 そ・れ・と、特撮部分が全く無くても、本編のみで話が進み、簡潔している。特撮なくったって、 充分一つの物語として成立しているのだ。試しに、編集・・・はしてないが、きっとそうだ。うん。

 こりゃ、本編監督の本多猪四郎さんの力だわ。本編がしっかりしているから、特撮の無理が利くのであろう。 ゴジラが好きで好きでって人が監督をしちゃうと、いきおい全編ゴジラ出ずっぱりってことになるものは、幾つもの作品が思い浮かぶ。 子供にゃウケルがね。そういう意味で、怪獣よりも格闘に重きをおく北村監督の「ファイナル」が、意外に面白かったことも頷ける。 格闘ってすなわち人だからね。

 本編監督の力量次第ってことか。ギニョールを見て「アホみたい、バカかって思うもの」 と特撮のうそ臭さを嫌悪した故岡本喜八さんみたいな人が意外といいのかもしれない。

 ところで、本作の本編は、記憶を喪失して自らを金星人と名乗るサルノ王女と、サルノ王女の命を狙うセルジナ公国反体制派と、 王女を守ろうと奮闘する日本の警官新藤の三つ巴のストーリーだ。こっちが三大怪獣なのか?
 冗談はさておき、ラストには王女は記憶を取り戻し、覚えていないはずの出来事”新藤に3度命を救われた”ことを口にする。 設定は全く違うけど、なーんか観たことあるぞ!

eiko

 

 これは、「ローマの休日」だったんだ!

 

posted by 森と海 at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(邦)
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