2005年06月12日

**〈SAW ソウ〉ってそうだったのね**

 今ごろになって、巷では2004の傑作とまで言われている〈 ソウ/SAW〉を観た。1個のbodyをはさんで、 手前と奥に対峙する鎖に繋がれた男2人。ジャケ写の絵を見ただけでも、何かを期待させてくれそうである。しかしながら、 公開時には観れなかった。んなもん、全国で50館余りでの公開じゃ、観れるわけないっす。ボクンとこの環境じゃあ。

 まずは、さらっと1回観る。
 ネタバレ厳禁というわりには、うっすら知ってたような知らないような・・・?
 登場人物の殆どが、極限状況に置かれているという異常事態。ブチ切れつつ、冷静さを保とうとする2人の男の描写には迫力がある。 いわゆる犯人像も、これだけ登場人物が少ないんじゃおのずと絞れてしまうが(突然、犯人さんがどっかから現れたんじゃ興ざめ)、 それにしても観客をアッチやコッチに引きずる姿勢も見えて、文句なく面白い。ま、ちょっと違和感のある部分もあったけどね。

 という訳で、「今日の御題はこれに決まり!」。
 となれば、人のレビューも気になるんで、Google先生を走らせてみる。やっぱり、 これだけ乗り遅れて変わり映えのしないこと書いたって面白くない。切り口ぐらいかえてみないと。

 

SAW  ネット上にはあるわあるわ、もうすでにいっぱい。そんな中、面白い読み物を見つけた。

 ―ソウ SAW 完全開設― 〈シカゴ発 映画の精神医学〉の樺沢さんが起こした特設ページだ。この方は、スター・ウォーズ研究で有名な 〈ホス・プレス〉の中の人なんで前から知ってた。〈ソウ〉以外にも、〈マルホランド・ドライブ〉徹底解説なども手がけている人だ。

 自身のメルマガで何週かに渡って解説したらしい。メルマガがそのままの形で掲載されている。
 興味深く読ませていただいた。

 その内容の殆どは頷ける話であり、こうこうこうだと改めて論理的に説明しなくても、充分じゃないのかとも思った。 こんなことまでいちいち説明してあげないとダメなのか?それほどまでに今の観客には映画論法が通じないのか? となんだか哀しい気分になってしまった。理解しようと思うな!感じろ! でいいと思っていたんだけどねえ。

 ところがどっこい、樺沢さんの本当の意味での解説はこのページにも載っていなかった。なんと一番の肝の部分は、 樺沢さんよりのメールで希望者だけに教えるとある。要はメルマガを購読してねってことだった。 確かに気にはなるが教えを請うっていうもの能がない。ぼんやりと浮かんだ仮説を確かめるべく、もう一度、今度は場面を絞って確認した。

 2人の極限状況に置かれる男、アダムとローレンス。人物の説明は圧倒的にローレンスの方が多く、 このゲームのキープレーヤーと見なされている。さて、それに対してアダムとはいったい何者?

 樺沢さんの言葉を借りるなら、「アダムは××だった」。そうだそうだそうだったんだ。分かっちゃったよ!
 ラストのアダムの絶叫が、ボクの仮説を肯定してくれた。さっきまで引っかかっていた違和感が氷解してしまった。こりゃすごい。 樺沢さんに感謝だ。

 これ、まったく別の映画なんですなあ。知ると知らぬじゃ大違い。

 
posted by 森と海 at 17:20 | Comment(0) | TrackBack(2) | Movie(米)
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