2005年06月14日

**キリストの苦難**

 ボクは、葬式に言ったらうやうやしく焼香するし、困った時は神社に参る。
 やばそうな時には、般若心経を唱えたくもなるし、ここ一番には九字を切ったりもする。絶対うそ(爆。
 そんなキリスト者ではない者が、観てしまいました。

pasion  〈 パッション/Passion of The Christ〉
 メル・ギブソン監督作品
 制作費30億円自前捻出の偉大なるインディペンデントムービー。

 敬虔な方々には申し訳ないが、この12時間のドキュメントについての詳細な知識は、ボクにはない。 このエントリーのほうがツッコミどころ満載かもしれない。〈ダビンチコード〉の予習みたいなもので、マグダレン・マリアも登場するし。 つーことで、その点はひらに。

 

 正直言えば、ここまでやるか〜?の一言にに尽きる。これじゃあ、 ユダヤの皆様方やローマ帝国にゆかりのある皆様方には、不快に思われるはずだ。”日曜の説法では、そんな描写はなかったよ” って。宗教関係者の説法って、あくまでもマイルド、子供もOKなratedバージョンな訳で、 このドキュメントのように残酷描写ありのunratedバージョンであるはずがない。子供に聞かせられねーよ。

 時代考証などはボクには分からない(世界史はとってません)が、時代が時代だけに「こんなんだったんだろうなー。」 とはボクでも思う。帝政ローマの時代だからね。ローマの民もヘロデの民も、一部を除いて愚民に変わりはなかったんだろう。 そんなローマの民をして蛮族呼ばわりされたゲルマニアの民など立つ瀬がない(笑。 〈グラジエーター〉の話は置いといて、 一部の指導者にいいようにアジテートされる民衆なんて、なにもここだけの話でもなくて、地球上何処も一緒。 中国は西洋に文明が起こる前から文化的暮らしをしておったなんてこと言われるけど、中国は中国で拷問センスはバツグンでしたから。 日本なんざこの時代めぼしいものはなにもない。
 そんなこんなで、異端に濡れ衣着せて処刑するならこのくらいはやってたんだろうというのがボクの納得したところ。 いままでは意図的に隠蔽してただけなのさ。

 それにしても隠蔽されていたものを、出資者がいないだろうからと自費で製作するメル・ギブソンの情熱には圧倒される。 聞くところによると、クリスチャンはクリスチャンでもかなり原理的な宗派に属するらしい。原題の〈Passion of The Christ:キリストの苦難〉ではなくて、〈Passion of The Gibson:ギブソンの情熱〉 のほうがしっくりくるぐらいだ。ちょっと熱狂的宗教者って怖いなと感じる。それはそうと、もしという仮定は通用しないが、〈ブレイブハート〉 を今彼が撮影していたとしたら、とてもじゃないが見れないだろうな。人形劇ではとても済ませられそうにない。

 構想12年っていうから、なんと〈リーサル・ウエポン3〉でジェット・リーと殴り合っていた頃から、「撮りてー!」 って思っていたらしいのだ。いやはやあんたはスゴイ。良くぞ撮れるだけのリッチマンになったものだ。主のご加護なの?

 


 気付いたのだが、さきほど一部の指導者にいいようにアジテートされる民衆なんて言葉を使ったが、なにを隠そう今の時代もそうだったりする。
 人って根本的にはなにも変わっていない。

 
posted by 森と海 at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie(米)
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