2007年07月22日

**テツガク的に言うとだね、思春期はみなタイムリープ出来る・・・ 〈 時をかける少女 〉**

 ということでですね、すっかりタイムリープ出来なくなった森と海サンが、かれこれ半月ぶりにアップですよー (ドサクサ紛れにいい訳はよろし)。

 フジテレビさんが地上波で流しちゃいました。くしくもつい最近、DISCASで借りて返したばっかり。リストを見るとぉーーー、 おおっ一番最近だ。しかもまだ観ていないのだよ。返しといてまだ観てないとはコレいかに?とツッコまない、 ソコ!ハードディスクにムニャムニャして・・・。

 普段アニメをあまり観ないボクが言うのもなんですが、アニメってキャラクター・デザインを誰がしたのかっていうのは大きいですね。 キャラクターのスチルを観ただけで、見る気が失せるアニメって結構ありますもの。クソミソなストーリー(と言うかストーリーを放棄していた) エヴァが見れたのは、ひとえにあのキャラデザのお陰と真剣に思ってますもん。

 で〈 時かけ 〉。ボクは、うすうす感づかれている(バレバレ?)通り、大林版〈 時かけ 〉を喜んで劇場で観た世代。もっとも、 観た後に「入江たか子の演技だけは素晴らしかった。」と吹聴するほど、厭な奴でもあった。

 時代は流れ1997年、さらっと言うけど角川春樹版は全くしらない。まあいいでしょ。大勢には影響はないし。

 もちろん原作は読んでるよ。

 今回の〈 時かけ 〉。アニメで再映画化の話の中で「ポジティブ・シンキングなタイム・トラベラーなんて、いやーんな感じ」 とtonboriさんと話し合っていたんだが、 なかなかどうして評判いいじゃないかと横目で見ていた。賞なんかいっぱいもらっているし。で、今回観たら、 あらあらオーソドックスじゃないの!と。普通に普通だよと。 大林版は正直気恥ずかしいかったから、その反動でコイツは安心して見れる。観れるが骨子いやラストに創出される感情感覚は一緒だ。 甘酸っぱいっていう忘れかけた味ですよ。汚れきった大人の森と海サンには、久しぶりに味わうセイシュンの甘美な蜜でございます。

 でね、この映画のキモって、劇中何度か繰り返される叔母の芳山和子の台詞「付き合っちゃえばいいじゃない。やり直せるんだし」 に尽きると思う。この台詞はただ単にタイムリープでやり直せるという意味だけではなく、 若いのだからやり直せるという意味を含ませているように思う。タイトルで既に言っちゃってるけど、 思春期はみなタイムリープ出来るものなのだ。「失敗を恐れるな」というメッセージをちゃんと受け取れよ、若い衆。筒井康隆さんは、一方で 〈バブリング創世記 〉みたいな刺激的な短編をしたためながら、一方では本作のようなティーンに向けたメッセージを散りばめた作品を発表し、 はたまた大人には〈 俗物図鑑 〉のようなドアホーな作品を供給するターゲットを絞った作風(彼のなかで厳密なレーティングがあるのか?) で区別している。とすれば、うがった見方だけれども、アニメ版〈 時かけ 〉こそが、原作者の意に添う作品なのかもしれない。

 芳山和子を出演させることにこだわった細田守監督、その芳山和子にくだんの台詞を言わせた細田守監督って、 物凄く判ってる監督なのかもだね。

 

posted by 森と海 at 00:49 | Comment(3) | TrackBack(0) | Movie(邦)
この記事へのコメント
「時をかける少女」良かったですね。
私もエントリー上げようと思ってつらつら考えてたんですが、もやもやしてなかなかまとまらなかったです。
今回、記事読ませて頂いて納得いたしました。そういう事ですよね〜。(笑)
もやもや払拭いたしました。
Posted by samurai-kyousuke at 2007年07月23日 21:20
なんだか若い衆は『今、この一瞬が大事なんだ!』とか『青春は一瞬の煌き、だからやり直しはきかないんだ!』とかそういうメッセージを受け取っていそうです(^^;

ちなみに筒井先生はOK出してるって。
Posted by tonbori at 2007年07月23日 23:57
>samurai-kyousukeサマ
稚拙な文章でお恥ずかしい限りです。
基本的に、ウラなし・思いつき・勢いのみで書いてますから(笑。
ただ、2度3度繰り返す和子の台詞が耳に残ったもので、何か引っかかった感じを書きなぐってみました。

>tonboriサマ
「今を逃すと一生・・・」のような刹那的な気持ちになってたりして。
Posted by 森と海 at 2007年07月24日 19:21
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