2005年07月08日

**龍鳳鬥/Yesterday Once More**

 はやく〈黒社会/ Election 〉がリリースされねーかなぁと思い焦れてますが、 まだまだインフォメーションは無し。それじゃってんで、銀河映像亡き後のトゥさんの活躍を占う上で、大きな位置を占める 〈龍鳳鬥/Yesterday Once More〉(香港盤)を観てみる。

 ボクは、恋愛物コメディって、はっきり言ってキライなんだ。なんだか、体中が痒くなっちゃうんだよね。ラナケイン準備、よし!

YESTERDAY

 

 何でも、今年10月には日本公開というんで、極力ネタは拾わないようにしようと思うが、チラチラ洩れそうなんで、心待ちな貴方は、 ここで閉じるがよろし。とりあえずサワリの部分だけのっけとく。

  香港のセレブ界で知られる盗太 (サミー・チェン)は、自分にプロポーズしている大富豪の家から、家宝の宝石を盗み出す策略を練っていた。完璧な計画のもと、 まさに宝石を盗み出そうとしたその時、彼女より一瞬早く宝石を奪った人物が!その人物こそ、盗太の離婚した元夫・盗生(アンディ・ラウ) 。彼が宝石を奪ったことで、自分の再婚話がダメになったと詰る盗太に、盗生はあるゲームを提案する。

 出演は、アンディ・ラウとサミー・チェン。もうアンディといえば、相方はサミーという黄金コンビ。何でも、ラジオドラマ 〈Needing You〉からのコンビらしい。それをトゥ監督が映画化。続いて〈痩身男女〉〈龍鳳鬥〉と続けて、 誰もが認めるつけ合せになったようだ。〈無間道〉でもこのコンビだったもんな。

 確かに、新機軸は打ち出しているぞ。一筋縄では行かないドタバタラブコメではある。 とりあえず今までの貧乏臭いもとい普通のカップルではなくて、金持ちのカップルである。誰もが羨む生活という、 一応オシャレ路線のようだ。

 だが待て、何処かしらビンボ臭いぞ。いや、成金臭いと言ったほうがいい。金は持ってるという設定だけれど、使い方に品てものがない。 だいたい金持ちセレブってものは、ヨーロッパにしかいないもんだ。

 ドタバタ部分は例に漏れず、競馬にしろドッグレースにしろ仮病入院にしろ、女の方がネタを振って、 男の側が余裕で返すという定番ものであるのもいただけない。ここら辺は、〈Needing You〉の時代と少しも変わってない。

 まあ、そんなことは小さなことだ。

 この映画最大の難点は、 「アンディ、君の考える”愛する彼女の幸せ”って、 そんな独りよがりなことなのかい?」という問いかけをずっと反芻しなければならなくなる点だ。ほんとにそれでいいの? と納得が行かなくなる。日本人てのはな、

幸せであるように 心で祈ってる

 ものなんだよ。いや、たぶんな。一般的にはな。ボクはな。その点で、観ててスカっとしないし、とても感情移入など出来ないし、 したくもない。同じような終わり方をしたって、「そうそう!」と頷けるものだってあるというのに、いったいどうしちゃったんだい? それはどうも日本人だけに限らないようで、香港での興行も以前のものより冷ややかだったらしい。

 そういう意味では、既成の形を打ち破る大胆なものを提示したとも、言えなくはないが、 人の心に引っかからなきゃ商業映画としては失敗でしょ。トゥ監督、変化の過渡期と見た。

 

 ところで成金趣味だって上で書いたけども、この2人、ディアブロやアウディTTに乗ってやがるんだぜ。その点では、素直に羨ましい。 くっそー!

 
posted by 森と海 at 12:42 | Comment(8) | TrackBack(2) | Johnnie To
この記事へのコメント
なぬうーそれは羨ますぃー(苦笑)
けどアウディは正直・・・・。
ディアブロがカウンタックならなおよしだと言う事で(^^;
Posted by tonbori at 2005年07月09日 00:14
ところが、アウディTTは日本に入って来てないコンバーチブルという周到さ。女性に似合う。
ところで、カウンタックだとすでに希少価値が出てきてそうで、リースしてくれないんじゃない?
Posted by forestsea(主) at 2005年07月09日 00:22
私は「行動で幸せにしてくれる男」の方が好きだぞ。
気合い入れて晩飯作ったので疲れて(おい、私は主婦だろう)、今日はこれしか書けないの〜。
Posted by acoyo at 2005年07月09日 01:00
ううん、そだな。
行動できれば行動したほうがいいに決まってるわな。
行動できればね・・・これ以上は自粛。
Posted by forestsea(主) at 2005年07月09日 18:59
こんにちは、劇場で観て来ましたので、TBさせていただきました。
ガラガラだと思っていたら、予想以上に混んでいてびっくりしました。
でも、客の9割以上は女性だったので、父さんの力ではなく、アンディの力でしょうね。
この映画、日本ではウケるかもしれませんね。
でも、自分は『痩身男女』の方が断然好きです(笑)
Posted by micchii at 2005年12月02日 17:47
〈 痩身男女 〉は観てないのですよ。イケテます?
ラブストーリーといえば、悲恋物とはいえ、〈非常突然 〉も〈 暗戦 〉も立派なラブストーリー。マイナーな曲調が好きなボクには堪らないせんです。
Posted by 森と海 at 2005年12月02日 21:17
『痩身男女』は、ある意味イケてますよ(笑)
抱腹絶倒コメディなので、マイナーな曲調とは対極にありますが・・・。
父さんのラブストーリーの中では、自分も『暗戦』でのアンディとヨーヨー・モンとのやりとりが一番好きです。
Posted by micchii at 2005年12月03日 11:34
マイナーだのいろいろ言っとりますが、なんのこたーない、瑞々しいかった頃のヨーヨー・モンが好きなだけかもしれません(赤面)。
Posted by 森と海 at 2005年12月03日 21:25
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