2005年07月11日

**スター・ウォーズ ep4 新たなる希望**

  ボク名義のもう一つのBlogでも書いたが、〈ep3  Revenge of the Sith〉を観てきた。感慨深いものがあったんだが、終わって帰ってくると同時に、むしょうに〈ep4 A New Hope〉がまた観たくなった。そんな作りしていたんだ、〈ep3  Revenge of the Sith〉は。

 

STAR_WARS_EPISODE_IV-0  最初に、28年前の宇宙物の映画自体の状況を話しておこう。あの頃、〈未知との遭遇〉 でシンセが鳴り響いていた頃。宇宙物の映画は、今よりは少ないが、あるにはあった。TVではすでに〈スター・トレック〉 も放送していた。でもそのほとんどが、書割の星の前に、ピアノ線で吊るした流線型のロケットをぶら下げて、「これが宇宙でゴザイ。 」だったんだ。アポロ11号の中継を目にする機会はあった。でもその中身は、ゆったりとしたものだったんだ。

 そんなとき雑誌で、どえらい映画が創られアメリカで大騒ぎになっているという映画の紹介があったんだ。 それが〈STARWARS〉だった。雑誌の宣伝素材の写真を見ただけで、「コレは只者ではない」と、ガキながらに思ったわけさ。早速、 公開すぐの日曜日(当時は週休1日だったし)、小生意気なガキのボクは独りで映画館に足を運んだ。

  冒頭のブロッケード・ランナー がスター・デストロイヤーに追われている場面、 デストロイヤーの表面のデコボコに気を取られながらも、カメラのすぐ縁をかすめるように跳んでゆくスター・ デストロイヤーの底面の長いこと長いこと!まだ終わらんまだ終わらんと息することさえ忘れて、ぼーっと眺めていた。 もうこの時点で魅入られてしまっていたんだ。

 ブロッケード・ランナーのハッチを爆破して、全身黒ずくめの仮面の大男が、中に入ってくる。 なんだか奇妙な呼吸音が聞こえてくる。コー、フォー、コー、フォー?なんだか分からないが、敵として不足なし!と思ったよ。

 もうその後は、見るもの観るものすべてが、想像もしなかった(想像も出来なかった) 未知の映像だったんだ。画像を貼ってる「タトゥーインに沈む2つの太陽」にしたってそうだ。ガキはガキなりの理屈で、 「2連の恒星を公転する惑星には、太陽は2つある」って事は想定できる。しかし、実際にどう見えるのかなんて、全く想像もつかなかったんだ。

 それでも〈STARWARS〉は、ガキにも理解できる映画だった。筋道は1本コッキリ、シンプルだ。 「2体のロボットによって主人公は賢者と出会い、冒険の旅に出て、勇猛果敢なヒーローとなる」、ただそれだけ。 その1本の筋道だけを観ていれば(脇見をしなけりゃ)、夢のような映像と胸をすく活劇に酔いしれることが出来た。理屈じゃなかったんだ。 大人になっていえば、理屈の通らない部分も多いのだけど、しょうがないじゃん、ファンタジーなんだもん。

 当時、これをリアルタイムに観て、しかも毛嫌いすることなく楽しめたガキンチョは、 物凄い幸福感に包まれたはずだ。ボクの場合、感嘆の言葉「うわーっ」とか「はあーっ」しか口から漏れては来なかったよ。それと同時に、 28年に渡るルーカスへのお布施を喜んでするという不幸も負わねばならなかったはずだ(笑。 空白の10数年という脱会のチャンスもありました。

 この〈STARWARS〉というジャンルの映画の中で、1本のみで完結できるのは、この〈A New Hope〉だけ。しかも、筋道はシンプル(あちこちに跳ばない)で、初めて観る誰にでも理解できた。やらしい言い方だが、 2度と世に出ない傑作だろう。こんな映画をガキのころリアルタイムで観れたボクは幸せだ。今の20台の子なんかには、時代背景の差もあって、 あのワクワクするような感覚が、味わえないのだから。

 ところで、”1本のみで完結”って書いたけど、当時疑問に思ったんだ。「黒い大男(ベイダー) は弾かれちまったお陰で無事なんだけど、そんなに浮かれて喜んじゃってていいの?」って。その疑問は、数年後に答えられた。

 手痛いしっぺ返しとなって。つづく。

STAR_WARS_EPISODE_IV-1

 

 
posted by 森と海 at 23:33 | Comment(7) | TrackBack(2) | Movie(米)
この記事へのコメント
>これをリアルタイムに観て、しかも毛嫌いすることなく楽しめたガキンチョは、物凄い幸福感に包まれたはずだ。

心の底から同意しますね。つか、先日、これ見返して、しみじみそう思ったもので。
CGだの何だのが無い時にこれを見て、「ひええええ、すっげえ」と思えた私は幸福だったなと。
(だからいろいろ怒ってるけど、もう言わないw)
Posted by acoyo at 2005年07月11日 23:55
優れたSF冒険活劇でしたね〜。
遠い未来ではなく「遠い昔・・・」という部分にも、当時やられたな〜と思ったものです。(笑)
Posted by samurai-kyousuke at 2005年07月12日 01:28
>acoサマ
だよね。今の連中がかわいそうなぐらい。
ここ何十年も「ひええええっ」って、映画にはお目にかかってないです。
>samurai-kyousukeサマ
書き忘れてた。そうなんですよ。
御伽噺だったんですよね。「遠い遠い昔。遠くの銀河で」って、神話だったんです。
Posted by forestsea at 2005年07月12日 20:58
ほぼ森と海サンの書いている通りだったよねえ(遠い目)
で、未だEP3は観ていないけれどコレで最後かと思うと感慨もひとしおですよ、やっぱり。

で知恵がついた近年考えると最初からトリロジーを想定していたかもしれんけどいわば博打の状態で背水の陣をしきコレを送り出したルーカスの意気込みってのはやはり凄かったなと。
それが無ければ他のEPもルーカスの頭の中だけで終わっていたわけだし。EP4は大いなるファーストステップだったと。
Posted by tonbori at 2005年07月13日 01:04
>tonbori堂サマ
しかしそのルーカスもプレッシャーには抗することが出来ず、総指揮という立場を選んでしまったと。
そのまま、Pの立場のままのほうが幸せだったかも?
Posted by forestsea at 2005年07月13日 22:14
まったくもってそのたうり(^^)
もしかするとEP1、2を別の人が撮っていたら・・・・
まあそれはIFになってしまうけど(^^;
Posted by tonbori at 2005年07月14日 23:37
ep1については、ルーカスが撮らねばならなかったと思います。なにもep4との対比という訳ではなく、おのずと理由が・・・。それはそのうちに。
Posted by forestsea(主) at 2005年07月19日 23:03
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