2004年11月03日

**PTU**

  とりあえずは、自分の目で確かめたかった。昨年の東京フィルメックスで上映されたらしいが、 その頃のボクは知っちゃーいないし、たとえ、知っていても観には行けなかったはずだ。たとえそうでも、今ごろになって観ることができるとは、 ・・・いい時代になりました。

  この物語、香港・尖沙咀で威張り散らしているAnti-Crime-Division-B(所轄?) 所属のローが拳銃を失ったことをきっかけに、警ら中のPTU、別の殺人事件の捜査に乗り出したCID、ヤクザグループ、情報屋が、 夜中の街を暗躍し、最終的にそれそれが一箇所に集まってしまうというものだ。
 ディテールは町山さんの日記に任せるとして(弱いもんで)、感想を。 警察側の連中はどいつもこいつも証拠が残らないようにしての暴力やら、拷問まがいの取り調べばっかりしているし、 報告書についても保身に偏った内容だ。ヤクザやもっと若い世代パンク (英訳ではそうなってるがニュアンス的にはどこにも属さないチンピラ連中)もやりたい放題暴れているしで、どの人物にも共感できない。 ただし、サイモン・ヤム扮するPTUのホーのいう「制服をきたものは皆仲間だ」という言葉はいい。 そのために殴られ蹴られるチンピラ君たちにはいい迷惑だが(殴り倒しても結局はいい情報は持ってなかったりする)。

 そんななんとも暴力に彩られた世界だが、観ていて飽きさせない。トゥ監督の映像設計なのだろうが、照明が特徴的だ。 照明がまともに当たっているところは、白トビするほどのハイコントラスト。当たっていないところでは、シルエットしか分からなくなる。

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 これが、 街角のいたるところでスポットライトのごとく照らされているため、ロケのはずがセットもしくは舞台のように見えてしまう。 もちろん人物が動いても追っかけてはこない為、漆黒の暗闇と光に照らされた部分とで、絵が平板にならず美しい。

 それにしても、(観た人にしか分からない話だが)このローって男、人騒がせなやつだ。すべての根源のクセに、なに頭抱えてんだよ!

ptu3

 

   
posted by 森と海 at 19:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | Johnnie To
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PTU (PTU)
Excerpt: 監督 ジョニー・トー 主演 サイモン・ヤム 2003年 香港映画 88分 サスペンス 採点★★★★ 人との繋がりや偶然や必然など、「世の中って不思議よねぇ」って話を唐突にカエルの雨を降らせることで表..
Weblog: Subterranean サブタレイニアン
Tracked: 2006-07-11 13:19
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