公開当時、巷のブログ界隈で幾度となく言われたこと。
・最初は007じゃないと思ったけど、案外こういうのも有り
・荒々しいジェームズ・ボンドが若々しい
・まさにビギニング! 一部捏造。
確かに、映画としては十二分に見られるポテンシャルがある(原作は知らんが)。いやはっきり言って、昨今のアクション映画 (スパイ映画ではないのであしからず)のなかでも、見せることにかけてはトップクラスだろう。面白かった。
が、これは007シリーズじゃなくていいんでないの?
シリーズを通じてボクらが刷り込まれたことって、「ジェームズ・ポンドはウイットがあって、振る舞いがスマートで、 この世界の剥き身の男としては弱くて。でも何だかんだで事件を解決しちゃって、女とネンゴロ」じゃないか。 決して身体能力が高いというイメージはないし、どちらかと云うとツキ捲くっているという運頼みのオッサンだったじゃない。みんな違う?
しかも今回のボンドはダニエル・クレイグ。彼は嫌いじゃないのだけど、どっちかっていったら、ボンド役よりも敵役の顔じゃん。 しつこくボンドを追い詰める強敵役こそ、彼の真骨頂。007歴代敵役の系譜に合致した顔だよ。ジョナサン・ プライスあたりの流れを汲む者という感じ。
しかも、金髪に赤い肌というルックスが、ジョンブルというよりは北欧系もしくはスラブ系っぽい。これは・・・ やっぱりKGBの長い手の方が似合うやん。だから、映画の骨子はこのままでいいのですよ。Mも名前さえ変えればOK。で、題名は変えると。 どうしても007の冠を付けたかったら、番外編とすれば・・・。でもホントにそれでいいのか?客入んねーぞー(笑。
大体、私、007は元祖「ツキ捲くっているという運頼みのオッサン」ショーン・コネリー原理主義者だしさ(爆)。いや、マジでリメイクしたいリフレッシュしたい、と言うなら、私はジョナサン・プライスを薦めますですよ、いっそ。
ギャング映画って(笑。2人とも小悪党顔って言ってるようなもんじゃないですか。
まさにその通りですけど。
>acoサマ
ご機嫌うるわしゅう。
ジョナサン・プライスではモテ男は難しいのでは?
マケルホーンぐらいしか彼にゾッコンとはならないし。