2005年10月03日

**なんでこの素材が香港で撮影されるんだ〈 頭文字D 〉**

 ものすっごくジェラシーを感じる。

 しげの秀一氏のこのドリドリ漫画が、この日本ではなく香港で映画化されるなんて何かの間違いだ。しかも、 原作に対して敬意を示したのか、アンドリュー・ラウは榛名山でのロケを敢行している。見慣れたEMEOSのスタンドが広東語で埋まるなんて、 悪い冗談だろ!日本の映画関係者さん?

 

 そこまでジェラシーを感じるほど、本作は面白い。そして以外に原作に忠実。同じように日本の漫画を元にした〈 オールド・ボーイ 〉 のように、舞台を香港にまるまる移してしまうという方法もあったというのに、オールロケを敢行するとは、 興行的に見据えたマーケットが違いすぎる。せせこましいことは考えてないようだ。ロケ地は同じアジアであるからと榛名と新潟で撮るなんて、 スケールが大きすぎて真似できません。

 大方の興味の対象は、峠でのバトルでしょうな。そういう意味でボクもドキュン丸出し。しかし、思い起こせば劇場版 〈首都高トライアル 〉の寂しさに比べれば、本作のボルテージたるや熱くって見逃せない。 ありそうでないブレーキングドリフトによるドリフト編隊飛行には思わず齧り付いたぞ。

INITIAL-D-BONUS-DISC_SCN-0  ターマックのラリーではお馴染みの、アスファルト上のドリドリはキツイと思うよ。 ラリーカーならば、有り余る馬力にモノいわせて、コーナー手前でソーイングなどして過重移動でドリフトに持ち込むのだろうが、 メインのマシンがAE86なのですよ。FJ1600のエンジンに換装しても170PSがいいとこ。 しかも峠道なんで低速コーナーの連続。大変だったろうね、高橋レーシングさん。いやホント、公道はしんどかったでしょう。 ドリキン土屋氏のGTRによるサーキットパワースライドを映画で観たことあるけど、 ほっといたらいくらでもそのまま回ってそうだったもん。

 ドリフター仕様の鬼キャンつけて、リアにはプアなタイヤ履いたものじゃないものね。ほんと、同情いたします。

 そのために車に対しては、いろいろなモINITIAL-D-BONUS-DISC_SCN-1 ディファイがあるようで、サスセッティングを変えてフロントの過重を増やしてみたり、 もちろんヤレたAE86のエンジンを換装したり、音も大事なんでマフラーを変えてみたりしているようっす。

 また、基本的に四駆であるGTRやらランエボも大変そう。パワーは充分なんだろうけど(2台ともOVER300PS)、 道幅の狭い峠道で、大柄のボディを振り回すのも考えられませんわ。というかすぐグリップを取り戻しそうだ。

 うーん、何台の車をおシャカにしたのだろう?あと、榛名山への道もブラックマークつきまくりだったろうと思われるが、 後の掃除はどうしたんだろ?

 おっと、物語に触れてなかった。ENEOSのガソリンスタンドが広東語に占領された話は言ったっけ?日本なのに話す言葉は広東語。 公開によっては吹替えらしいが。我々日本人にとっては、一種異様な世界に写る。その異様さを凌駕する熱さ。 原作をいまだに追いつづけている僕なんかには、拓海にボーっとしたキャラが微妙に違うとか、 文太が酔っ払いに成り果ててるとか言う違和感もありだが、秘技『溝落し』まで再現されてるとあっちゃー、もう肯定するしかないわけですよ。

 こうなったら、香港メンバーによって〈 バリ伝 〉も実写化してもらって、巨磨郡の『ガードレール・キックターン』 を観てみたいものだ。ボクらの世代には、しげの秀一と言えば〈 バリバリ伝説 〉こそがバイブルな訳だし。

initial_D.jpg

posted by 森と海 at 00:17 | Comment(3) | TrackBack(0) | Movie(華)
この記事へのコメント
広東で悪いしげの秀一などを敬意する


Posted by BlogPetの小太郎 at 2005年10月03日 09:45
日本ではお上がうるさくてどうにも無理っぽい。
なんでVシネマあたりに奮起を促したいけれど結局危険行為を助長するとかなんとか難癖つけるお方がいるんだよねえ・・・。で結局どんどん取り残されていくという図式が・・・・・・(^^;
Posted by tonbori at 2005年10月03日 22:39
でもね、実際に榛名山で撮影していることからして、警察への道路使用許可・地元自治体への道路占用許可は取れていることからも分かるように、要はどれだけ粘り強く交渉するかだけだと思うのよ。自衛隊問題・北問題と絡んで、「危うきには近寄らず」体質・「事勿れ」体質が蔓延っているのではないかと、常々・・・。
Posted by forestsea at 2005年10月03日 23:06
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